私も「てれんぱれん」したい!と思えるエッセイ
ポップな写真の表紙が印象的心惹かれるタイトルと、表紙のポップなデザインに惹かれて借りたこの本。中身を全く読まずに借りたので、エッセイということを知らなかった。タイトルがあまりにも好みだったので、正直「エッセイか…」と残念に思ってしまったのは否めない。しかし読んでいくと、エッセイの焦点が旅と料理という自分好みだったので、楽しく軽く読むことができた。奥田英朗のエッセイは他に「泳いで帰れ」を読んだことがある。あれはエッセイの焦点が私の苦手なスポーツだったので、面白く読める部分が少なかったことを覚えている。だけどこの本は、船で旅をし(しかも2等客席というのがいい)、港でおいしいものを食べ、街をぶらぶらしてというダラダラ感が心地よく、久しぶりにエッセイも悪くないなと思える作品だった。ただこういう本を読んでしまうと、旅欲求というか、どこかに出かけたい欲求が高まってしまう。小さい子供を抱えた主婦には...この感想を読む
3.53.5
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