江戸前鮨職人 きららの仕事 ワールドバトルの評価
江戸前鮨職人 きららの仕事 ワールドバトルの感想
寿司漫画の、世界への遠い道のり
伝統の技は世界で通用するか……?『江戸前鮨職人きららの仕事 ワールドバトル(以下、ワールドバトル編)』は、鮨異能力ギャグバトル漫画『きららの仕事』の続編にあたる作品だ。前作では『早川光の最高に旨い寿司』でおなじみ、江戸前鮨の伝達者・早川光氏が原作を担当しているだけあって、江戸前鮨の技を中心に紹介されていた。途中でトンデモ寿司バトルが始まり、やや路線変更があったものの、江戸前鮨の伝統vs革新という勝負がよくまとまっていて良作だったように思っている。だが、今作『ワールドバトル編』は、なぜか中途半端なところで終わってしまう。その有様はなかなか豪快で、タイトルにて“ワールドバトル”と銘打ちながら、日本代表を決める選抜線で終わってしまう、というものだった。フェルナンド・ソレイユ? 里見? 誰それ?本項では、なぜ人気漫画『きららの仕事』の続編が打ち切りという憂き目にあったのか考察していこうと思う。...この感想を読む