江戸前鮨職人 きららの仕事のあらすじ・作品解説
江戸前鮨職人きららの仕事は、原作を早川光、作画を橋本孤蔵が担当した漫画作品である。2002年のMANGAオールマン10号から連載が開始、オールマン休刊後はスーパージャンプに移行し連載を継続、2007年16号で終了、単行本として全16巻を刊行している。また、続編漫画として「江戸前鮨職人きららの仕事ワールドバトル」がある。 2005年5月25日からTBS系列で放送された「『水曜プレミア 江戸前鮨職人 きららの仕事』の原作にもなっており、主人公・きららを国仲亮子が演じた。 舞台は東京。きららは、予約していた銀座に店舗を構える「鮨甚五郎」を訪れた。親方を褒めちぎる顧客たちの中、カウンター席の端へと座り、ただ一言「鮪の赤身お願いします」と注文する。板前は大間のマグロを使った鮨を提供するが、きららは「マグロが泣いています」と素直な感想を述べる。怒るスタッフを静止した親方は「ならば、握ってみろ」と言い、きららはその挑戦を受ける。勝利したきららは祖父が経営していた「鮨藤重」の前で店舗の再建を誓うのだった。
江戸前鮨職人 きららの仕事の評価
江戸前鮨職人 きららの仕事の感想
女性寿司職人・きららが守るは江戸前寿司の伝統
江戸前寿司の伝統とバトル漫画の融合寿司は日本の文化だ。だが、その文化たる寿司において、正しい知識を持っている人間は意外と少ない。『きららの仕事』(集英社ホームリミックスでは、『きららの鮨』と改題されているので注意)は、グルメ漫画らしい食に対する蘊蓄と、バトルものという構成で、エンターテイメントとしてのグルメ漫画を構築している。これはグルメ漫画の巨匠・寺沢大介の『将太の寿司』に通じるものがある。『きららの寿司』は寿司の中でも、もっとも有名な江戸前寿司をメインに取り扱った漫画だ。主人公・きららは江戸前寿司の伝統を守る女性寿司職人。銀座で跋扈するエセ江戸前寿司屋に単身乗り込む、というのが序盤のストーリー。面白くなってくるのが、頑なに江戸前寿司の伝統を守るきららが、寿司業界の革命児・坂巻と出会ってからだ。二人の争いはやがて銀座の寿司店を巻き込むスシバトルへと発展する。江戸前寿司の伝統紹介という...この感想を読む
江戸前鮨職人 きららの仕事の登場キャラクター
神原朱雀
よみがな:かんばらすざく ニックネーム:ザク様 性別:男性 性格:プライドが高い 特徴:バトルでは敢えて相手と同じネタで挑む 価値観:香りや触感を軽視する傾向がある 特技:絶対味覚 物語上での目的:準決勝で坂巻を追い詰めるが、経験の差で敗北する 身分:「松葉鮨」先代親方の孫 特徴2:スシバトル初戦敗退後、...
坂巻慶太
よみがな:さかまきけいた 性別:男性 特徴:「スシバトル21」優勝後、肘を痛めたが、針治療で回復 特技:石塔返し 物語上での目的:海棠きららに敗北し、鮨職人として再起する 容姿:鋼のような筋肉で覆われている 備考:人気が高く番外編にとして、『渡職人残侠伝 慶太の味』が描かれている 特技2:雷神返し 異名1:...
海棠きらら
よみがな:かいどうきらら 性別:女性 住まい:鮨屋・藤重 所属:きなり 特徴:幼い頃に母親を亡くしている 特技:本手返し 物語上での目的:修行に行った唐津で、後にライバルとなる坂巻と会い、奇跡的な勝利をおさめ。後、スシバトルに参加する ライバル:坂巻慶太 異名:江戸前最後の遺伝子 スシバトル結果:準優勝