EREMENTAR GERAD 蒼空の戦旗のあらすじ・作品解説
EREMENTAR GERAD 蒼空の戦旗は東まゆみの著作による漫画作品である。この作品はマッグガーデン社のコミックブレイドMASMUENEで、2003年の夏季号から2007年の初夏号まで連載され、その後月刊コミックブレイドアヴァルスに2007年の10月号に連載を移した。この漫画作品のあらすじは、広大な砂漠地帯に点在する都市国家を持つ、エルバス大陸が舞台の背景となる。太陽の王国ファジャールは、砂漠にその栄華と繁栄を築き上げた都市国家の一つ。そんなある日、ファジャールの上空にはその繁栄の象徴を遮るかの様に、突如として巨大な飛行艇達が現れた。この謎の艦隊は、王家に伝わる七煌宝樹を奪おうとやってきた、帝国エディルガーデンの飛行艇である。太陽の国だったファジャールは雪の降る極寒の地へと変化し、この国の幼き姫と仲間の苦難の旅が始まる。 この作品は、マッグガーデンコミックスより全8巻が既刊されている。
EREMENTAR GERAD 蒼空の戦旗の評価
EREMENTAR GERAD 蒼空の戦旗の感想
紅に続く蒼の物語
紅に続く王道路線 蒼のテーマは亡国の王女スクウェア・エニックス時代から、ハイレベルな作画と安定したファンタジー路線で定評のある東まゆみ。原作つきの作品を担当することの多い東まゆみの、オリジナルの代表作が『EREMENTAR GERAD』である。空賊の少年・クーと七煌宝樹の少女・レンの冒険譚であるこの物語は、 全18巻に及ぶ連載の末エンディングを迎えた。その外伝でありもう一つの物語が『EREMENTAR GERAD 蒼空の戦旗(以下、蒼)』である。単行本のカバーが青を基調としていることから『蒼』と呼ばれ、対してクーたちの物語は単行本のカバーが赤であるため『紅』と呼ばれる(主人公のテーマカラーがそれぞれクーの赤、アシェアとジィンの青であることにも由来するかもしれないが、詳細は不明)。『紅』がボーイ・ミーツ・ガールの王道展開だったことと同じくして、『蒼』も亡国の王女という王道路線を貫いている。東まゆみは良くも悪くもケレン味が...この感想を読む