振り向いてるヒマなんかねえんだよ いつだって真剣勝負なんだから まず目の前の仕事だろ
梅宮龍彦
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「働きマン」(はたらきまん)は安野モヨコ(あんのもよこ)による漫画作品。「モーニング」誌(講談社)に2004年から連載された。コミックスは4巻まで発売されている。 TVアニメ化もされており2006年にフジテレビ系で放映された(小野勝巳監督)。また翌2007年にはドラマ化、日本テレビ系で放映(菅野美穂主演)。 物語は現代・都会での仕事をテーマとしており、良い仕事とプライベートの葛藤、主義主張の異なるもの同士のぶつかり合いなど、悩みを多くかかえながら奮闘する女性・松方弘子が主人公。ではあるものの各エピソードでは弘子以外のサブ登場人物にスポットライトを当てて、その仕事ぶり・仕事観を掘り下げて描かれることが多い。イギリス「タイムズ」誌では男女不平等について本作が採り上げられた。 作者・安野は同作執筆前に講談社「週刊現代」編集部に取材を行った。作中で弘子が勤める”豪胆社「週刊JIDAI」誌編集部”はこれがモデルとなっている。
たった既刊4冊にも関わらず、知名度はバツグンな女性漫画漫画『働きマン』の知名度は高い。菅野美穂主演でドラマ化されたことも大いに関係しているのだろうが、ウルトラマンのようなポージングを取る主人公・松方弘子の第一巻コミックカバーは、書店でも長い間平積みされていただけに、記憶している人は多いはずだ。それだけ書店にとってこの『働きマン』は「売りたい本」であり、かつ「売れてる本」でもあるのだろう。おそらく、世の中の人々で『働きマン』の名前を聞いたことがない人は少ないのではないだろうか。しかし、驚くべきことにその知名度とは裏腹に、『働きマン』の既刊はたったの4巻である。打ち切りではなく、2008年から休載しているのだ。2016年現在からさかのぼるに、休載期間はおよそ8年にもわたっている。作者・安野モヨコは『働きマン』以降、ぽつぽつとコミックスを出しているものの、長期連載は少ない。おそらく体調不良が...この感想を読む
働きマンの主人公は松方弘子28歳です。彼女は週刊JIDAIに勤めていて、編集者として活躍しています。彼女は根っからの働きウーマンなのですが、原稿の締め切り前などになると、寝ることや食べることなど全てを忘れて働きとおす通称働きマンへと変身します。ギャク漫画ではなくて、女性の共感出来る作品です。彼女には長年付き合ってきた彼氏がいました。彼女は彼のことが大好きでしたが、大切なイベントの日に、彼ではなくて仕事を選んでしまいます。自分の年齢や現状や様々なものたちとの葛藤を重ねつつ、日々の業務に追われるなかで、少しずつ成長を遂げてゆきます。彼女の周りには、個性的なキャラクターが多数存在しています。職場のデスクは39歳で独身の成田君男です。彼は非常に要領の良い人物で、常に弘子や他の部下たちを余裕しゃくしゃくな姿で、まとめています。編集長はバツイチの子持ちで、闇を抱えた面立ちでふらっうと現れては去ってゆくよ...この感想を読む
主人公の松方弘子と同じ歳にこの本読んで、弘子と自分の状況を比べて落ち込んだ時期もありましたよ(笑)。独身で28歳、将来のことを色々頑張ってああだこうだと悩んだり、仕事のやり方で周囲と衝突したり、彼氏とうまくいってるようないってないような……いろいろと「途中」の年齢なんですよね。一つをうまくやろうとすると、もう一つがうまくいかなくなるという、働く女子あるあるがいっぱい詰まったお話です。この話の中で、今も時々思い出すフレーズ。弘子と同じ会社の新人編集者が「仕事しかない人生だったと思って死にたくない」というようなことを言う一方で、彼女は「仕事したなーっと思って死にたい」と言うんです。どっちもわかる。すごーく共感できる。働く30歳前の女子にぜひおススメしたい一冊です!
よみがな:まつかた ひろこ ニックネーム:働きマン 年齢(作品時):28歳 性別:女性 国籍:日本 所属:女性編集者 性格:勝気で生真面目な性格 特徴:プライベートが犠牲になっても、仕事や恋人との関係で悩んでも、いざ仕事モードとなると猛烈に働く。身だしなみには気を遣う性格で、ファッションには抜かりない。...
梅宮龍彦
やりたかった仕事を他の人に取られて、自分はやりたくもなかった仕事を回されグチグチ言っていたときに放たれた言葉。
松方弘子
学生時代の海外挙式に参加したのはいいが、結婚した旧友と過ごし、仕事以外のスキルが上がっていないことに悩んだ主人公が、初めてバンジージャンプをする時の心の声。
松方弘子
新人の田中が「仕事しかない人生だったと死ぬのはごめんだ」と言った言葉に対して言ったセリフ。