洋菓子店コアンドルの評価
洋菓子店コアンドルの感想
ケーキ職人の世界。
子供の頃に憧れた、「おかしやさん」「ケーキやさん」。しかしある程度分別が付くようになると、気付きます。パティシエめっちゃ体力要る…!。でもそんな夢を、本気で叶えた人たち。本作品に出てくるのはそんな大人たちです。職に就いたら終わりじゃない、ひたすら研究と努力。見た目で美味しいかどうかも大きく変わってくるから、とセンスも物を言う。職人の道って、大変ですよね。そしてあえてそこに飛び込む、蒼井優演じる なつめ。いくら実家がケーキ屋とはいえ、やっぱり最初はけちょんけちょんです。でも努力によって、その分厚い雲も次第に晴れていくのを見守ることができます。サクセスストーリーに似た楽しさ、爽快さなのではないでしょうか。
ケーキって見た目で美味しさや不味さを感じるんですよね。
蒼井優のファンなので期待しまくって見てみたら、なんか…ガッカリ。江口洋介からカリスマ性を感じない(江口さんごめんなさい)…もっとこの役に合う俳優が居たんじゃないかな、なんて。良い題材なのに、ダラッと進んでいく印象を持ってしまった。もっと話にメリハリが欲しかった。さてテーマであるケーキについてですが、主人公が始めに作ったケーキの不味そうなこと!!見た目で不味そうって分かるなんてすごい。でもちょっと食べてみたい!後からきれいなケーキの数々が出てきますが、一番食べてみたいと思ったのは、不味そうなケーキ。なんとなく想像できるんだけど、どんな味なのか確かめてみたい…なぜだろう、家庭的なケーキだからかなぁ。