悪の法則の評価
悪の法則についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
悪の法則の感想
世界の本質を描いた傑作サスペンス!
退屈に感じる前半部分にこそ注目一般的な評価の低い今作ですが、私は全力でこの映画を擁護させていただきます。この映画の感想として、「前半が退屈」「会話シーンがダラダラしすぎ」などの意見があると思いますが、前半部分の会話シーンにこそこの映画の重要なテーマが語られています。この映画のテーマは「全ては最初から警告されていた」ということです。この映画の原題は「The Counselor」。直訳すると弁護士で主人公のことを意味しているのですが、「counsel」で「忠告、助言する」という意味になります。つまりこの映画は、この世界を理解した気になっている「counselor(主人公)」に対して映画全体で「counsel(忠告する)」という映画なのです。2回以上鑑賞すれば、前半部分の会話シーンが全て後半の悲劇的な展開を警告していることがわかります。オープニングでの主人公と彼の恋人ローラとのベッドシーンの前から、バイクのモーター音で警告され...この感想を読む