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木だけが名演技世界観を構成するためとは言え、抵抗を感じる冒頭である。何に抵抗を感じるかといえば、動物がしゃべるところである。宮崎あおいの可愛さで許せないこともないが、やけに変なメルヘン世界になってしまったと思う。なぜなら、動物たちに無理やりにセリフをのせてるように感じるからである。製作者の人間の都合でしゃべらせていては気持ち悪い。このまま、どのシーンにも渡り、動物や自然が無理やりにしゃべらされ続けるのではないかと思うと、先の展開が気になるよりも、嫌な気持ちになってしまった。確かに原作の世界観を映画に持ち込むための趣向だというのもわかる。しかし、一歩角度を変えるとツマが異常者に見える。原作を知らずに観るものとしては、冒頭のムコの説明台詞までも長いので、ツマが異能者なのか異常者なのか分からず、原作の世界観に取り込まれるよりも、これは異常者の介護話という重い話なのかもしれないなど、勘違いしそ...この感想を読む
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