少年メリケンサックの評価
少年メリケンサックの感想
かなりテンション高いです!
レコード会社に勤めるかんなが、退職日に動画サイトで発見したパンクバンド・少年メリケンサック。早速契約に向かうが、そこにいたのは青年ではなく、おっさん。動画は25年も前の映像で、当時のメンバーは全員50代だった・・・!クドカンらしい、はちゃめちゃなキャラクターと勢いのある展開で最後まで面白かった!とにかく出てくる人たちがみんなテンションが高く、主演の宮崎あおいさんはじめ、こんな演技もできるんだ!というくらい出演陣がはじけていました。意味不明なギャグなどもたくさん出てくるので、逆にこのノリについていけない人は、あまり面白くないのかもしれません。わたしは、かなり楽しめました。思い切り笑いたいときにおすすめです!
何も考えずに大笑い
当時、「篤姫」で話題になっていた宮崎あおいさんの最新作ということで劇場で鑑賞。人の上に立つのにふさわしい篤姫とは対照的で、泣いて笑って怒ってと感情爆発。でも、こんな姿も結構いいと思う。クドカンらしさの脚本が詰まっている本作で一番のツボは、主題歌にもなっている「ニューヨークマラソン」。観終わってしばらく頭から離れなかった。そして今まで、かっこいい男代表と思っていた佐藤浩市さんのはじけっぷりもすごかった。ある意味、宮崎あおいさんよりもすごかったかもしれない。とにかくすごい個性の集まりでアクも強いけれど、たまにはこんな映画を見て大笑いするのもいい。
青春の再来
宮藤官九郎映画にしては、少し退屈だと感じた。宮崎あおい演じる、音楽会社の契約社員が、手違いで発掘したのは、かつては一世を風靡した、40代のパンクバンド、少年メリケンサック。なんやかんやあって全国ツアーをすることになってしまう。最初はド下手で客にブーイングをうけまくるが、どんどん昔の感覚を取り戻していく。バンドがどんどん息づいていく様はみていてとても楽しい。宮崎あおいがとてもかわいい。バンドのボーカル、ジミーの若い頃を銀杏ボーイズの峯田が演じている。私は峯田目当てで見た。オヤジが必死になってがんばる姿には心をうたれる。元気が出る映画だ。