余命1ヶ月の花嫁の評価
余命1ヶ月の花嫁の感想
千恵さんが望んだのは「哀れみの目」を向けられることではない
評価が分かれる実写作品、その理由は?この作品は事実に基づいたドキュメンタリー要素の強い作品であるため、厳しいレビューはあまりしたくないのだが、亡くなった長島千恵さんとそのご遺族、彼女を取り巻く仲間の方を批判する意図はなく、あくまで映画作品の作り方として考察したい。この作品はストーリーとしては決して軽んじられるような内容ではないし、むしろ一つの作品として世に出す題材としては作りようによっては素晴らしい作品になる題材だと思う。しかし、厳しい評価がされている理由に次のような点が考えられる。この作品は、ドキュメンタリーで事前に放送された千恵さんの闘病や死という事実や、それを受けて視聴者がどう思ったかという感情にやや依存して成り立っている印象を受ける。後に述べるが、ドキュメンタリー抜きでこの映画が千恵さんを世に知らしめる最初のメディアであれば、また評価は違ったろう。また、タイトルの「余命一ヵ月の...この感想を読む
生きているだけで奇跡。
余命1ヶ月の花嫁この作品は実際にあった24歳の女性の闘病生活を映画化した作品です。個人的には実話で話をあまり派手にはできない中、よく泣かせるシーンもうまく描けているなと思いました。しかし、その反面ここは違うじゃないか。と思うシーンもいくつかありました。そこでまずこの作品をみて私が惜しいなと思った事を紹介します。長島千恵さんの行動に感激長島千恵さんは若いうちに乳がんを持っている、またそれと闘っている中、その自分をビデオに撮って欲しい、そしてテレビを通して伝えたいという事を彼女の友達に頼みます。映画の中でこのシーンはそこまで長く扱われていないのですが、この決断に至るまでに彼女は相当な勇気を出したと思いますし、迷いもしたんだろうと思います。そのお陰でドキュメンタリーなどもでき、また映画にもなったわけで、もう少しこのシーンに関して長く扱って欲しいなと思いました。榮倉奈々さんはかわいい。でも。個人的...この感想を読む