Shall we ダンス?のあらすじ・作品解説
1996年に公開されるや、配給収入16億円という大ヒットとなり、同年の日本アカデミー賞を総なめにした日本映画である。原案・脚本・監督は「ファンシイダンス」「それでもボクはやってない」の周防正行。 平凡なサラリーマン杉山正平は、優しい妻と一人娘がいて、戸建に住み、課長として特にストレスも無く暮らしていた。その日、毎日の通勤列車の車窓から見る”社交ダンス教室”の窓辺にたたずむ彼女を見るまでは。勇を鼓して教室の扉を叩いた彼に、彼女は教室の指導をしている岸川舞と名乗り、また、教室には彼の同僚青木や、中年主婦豊子らもいたが、皆、生き生きと情熱をもってダンスに打ち込む姿に、安心もし、感動を憶える杉山であったが…。 1996年。杉山正平を「どら平太」「うなぎ」の役所広司、舞を周防監督の妻で「終の信託」「龍馬伝」(TV)の草刈民代、杉山の妻を「ネコナデ」の原日出子、生徒で同僚の青木を「GONIN」「ヌードの夜」の竹中直人、主婦豊子を「100の資格を持つ女」(TV)の渡辺えり子らが演じている。
Shall we ダンス?の評価
Shall we ダンス?の感想
毎日毎日生きてるな〜
みなさんは遠慮をしてしまうことはありますか?遠慮はときに、相手を不快な気持ちにさえさせることもあります。では、どうしたら相手に遠慮をしないでいられるでしょうか?それは、「体全体で 相手に自分の気持ちを伝える」ことです。この作品の中でこのようなセリフがあります。リーダーが、体全体でどう踊るかを相手に伝えなきゃいけないの。その一歩目を遠慮してたら何も伝わらないわ。このセリフを聞いたときに、このことは日常生活での相手との関わり合いに応用できると気付きました。例えば、相手と仲良くなりたいとき。このときに相手に伝えたいのは、「私は、あなたと仲良くなりたい」ということ。それを体全体で伝える。具体的には、言葉と行動で伝える。挨拶をする。相手が話しかけてくれるのを待つのではなくて、自分から話しかける。一歩目を踏み出す勇気を出すのです。そして、1回目の会話が1つのダンスだとすると、2回目の会話もまた、一歩...この感想を読む
心から笑って泣ける邦画の逸品
毎日をなんとなく過ごしていた中年のサラリーマンが、電車から毎日窓の外を物憂げに眺める美しい女性を訪ねた先は、なんと人生の中で全く無縁だった社交ダンス教室でした。ひょんなことから社交ダンスを始めてしまった主人公ですが、ダンスを通して新しい世界を発見し、毎日が楽しくなってきます。でも、美しいダンス教師は物憂げなままで主人公にも心を開きません。主人公は次第にダンス教師が物憂げなわけを知りたいのですが、はたしてどんな理由で彼女がさえないのか・・・・・・。この作品は、出演者のほとんどが日本アカデミー賞最優秀賞を受賞した珍しい作品です。主人公以外は、ダンスなしでは生きていけないというある意味で社会からつまはじきにされた人たちが、前向きに明るくダンスに人生にチャレンジする作品です。竹中直人と渡辺えり子のキワモノコンビのど迫力ダンスシーンは、笑いを通り越して感動的です。心から笑って泣きたい人や、何かに...この感想を読む
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