キッズ・オールライトのあらすじ・作品解説
キッズ・オールライトは、2010年に公開されたアメリカ映画である。監督は、「ハイ・アート」「しあわせの法則」「Cavedweller」のリサ・チョロデンコ。脚本は、リサ・チョロデンコ、スチュアート・ブルムバーグ。音楽は、カーター・バーウェル、ネイサン・ラーソン、クレイグ・ウェドレン。出演者は、アネット・ベニング、ジュリアン・ムーア、 マーク・ラファロ、ミア・ワシコウスカ、ジョシュ・ハッチャーソン。 女性同士のカップルであるニックとジュールズは、それぞれ同じ精子提供者による子供を出産し、4人家族として幸せに暮らしていた。ある日、ティーンエイジャーとなった子供達は父親を探しに行き、見つけることに成功する。そのことを知ったニックとジュールズは・・・。子供達の父親であるポールと知り合ったことで、微妙に変化していく家族の様子を描いたヒューマン・コメディである。 ゴールデングローブ賞にて主演女優賞と作品賞を受賞し、アカデミー賞にて4部門ノミネートされた。
キッズ・オールライトの評価
キッズ・オールライトの感想
生活の中の愛を軽やかに描く
カリフォルニアらしい「家族の物語」2010年、アメリカ映画。レズビアンのカップルと精子提供によって授かった二人の子供たちの4人家族が、精子提供した男性に再会したことで起こる悲喜こもごもを、明るいコメディタッチで描いた作品です。監督のリサ・チョロデンコ自身もレズビアンであり、自らもドナーからの精子提供を受けて子供を出産しています。そんな彼女自身の物語をベースにした本作の脚本は、やはり精子ドナー経験を持つスチュワート・ブルームバーグと共同で4年の歳月をかけて丹念に作られたそう。それだけの思い入れと手間ひまがかけられているだけある、色んなものが詰まった素晴らしい作品です。舞台がLAなのですが、ロスに対していいイメージがなかった私にとって、こんなに魅力的なロサンゼルスを感じさせてくれた映画ははじめてなんじゃないかとさえ思いました。適度にヒッピー的で都会的で、風通しが良く緑やゆとりがある暮らし。趣味が...この感想を読む
家族の形
とあるレズビアンカップル、ニックとジュールスと、精子提供で生まれたそれぞれの子供のジョニとレイザーという家族が主役です。子供たちが自分の生物学的な父親(精子のドナー)を探し出し、関わりを持つようになったことから、家族の危機が訪れるというお話です。ドナーのポールは決して悪い人ではないし、自分の遺伝子を持つ子供たちにも優しいし、大切に思っているのですが、ママのジュールスと寝てしまうのは、やっぱりやってはいけないことだよなぁと思いました。アネット・ベニングがずいぶん老けた感じがしましたが、医者として大活躍の強い女でカッコよかったです。真面目過ぎるのも、高圧的なのも、家族を思うが故でした。あとサントラもなかなかよかったと思います。
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