サイコのあらすじ・作品解説
サイコは、1960年6月16日アメリカ・1960年9月4日に日本で公開された、アルフレッド・ヒッチコック監督の作品で、ホラー系のサスペンス映画である。全編モノクロ映像で製作されている。脚本:ジョセフ・ステファノ、原作:ロバート・ブロック、エクゼクティブ・プロデューサー:ダニー・ウルフ、製作:ブライアン・グレイサーが担当している。 ノーマン・ベイツ:アンソニー・パーキンス、マリオン・クレイン:ジャネット・リー、ライラ・クレイン:ヴェラ・マイルズ、サム・ルーミス:ジョン・ギャビン等がキャスティングされた。 カリフォルニア州で雑貨屋を営んでいたサム・ルーミスとの結婚を誓ったOLのマリオン・クレインは、社長から40マンドルもの大金を託された。マリオン・クレインはこのお金を横領することを決意し、ベイツ・モーテルに立ち寄った。そこに管理人である青年ノーマンと離れにある一軒家に住んでいる年老いた母がいた…。
サイコの評価
サイコの感想
前半は面白いが…
やたらと古い作品を美化して推す人間がいますね。でもそんな中、同じアルフレッド・ヒッチコックの『鳥』は本当に怖くて面白かったので、他作品も観るようになりました。サイコもかなり評価の高かったので観ましたが、個人的には微妙でした(あくまで現代の感覚での評価です)。前半の4万ドル(1440万円→1ドル360円固定)を横領し、モーテルに到着するところまでは大変良かったです。しかし、マリオンがいとも簡単に死んでしまったのが残念というか、ずっと最後まで生きて、謎解きしていくのかと勝手に想像していたので。おかげで、4万ドル云々のくだりは、無に帰してしまいました。あとは、殺害シーンだけ、スローモーションというか、よくわからない変な撮り方になってしまうのは気になりましたね。ダリオ・アルジェントの『サスペリア』での殺害シーンもあんな感じで、気に食わなかった覚えがあります。マリオンが殺害されるシーンはまだ耐え...この感想を読む
有名なシャワーシーンは、いろいろな映画に引用されています
白黒の画面で、ヒッチコックタッチといわれるショッキングなシーンが連続して起こるために、観ている私たちには何となく生々しくて、寒々しい印象を残すことになるのも、演出術の一つになっています。特に当時から話題の一つになっているシャワーシーンは、犯人が大きなナイフで宿泊客の女性をグサリグサリと刺すところや、グッタリ倒れたその女性をビニールシーツに包んで運ぶところなども、女性自身を見せない構図運びで、カットカットが計算しつくされています。そしてその女性の乗ってきた自動車を沼に沈める場面でのハラハラドキドキ感。何といっても驚愕のラスト!主役のアンソニー・パーキンスと ジャネット・リーがハマリ役の逸品です。何回でも見直したくなります。
THE・ヒッチコック
60年に制作された事を考えると明らかに斬新なのだが今の時代を生きている私にとってはやっぱり古さはひしひしと感じる。ただヒッチコックは恐怖とは何か?その土台を作った監督であってこの作品をみた時にそれを確認できた様な気がした。間の取り方やカメラワークはとても素晴らしくずっと気付いたら肩に力が入って緊張していた自分に気付いた。リモコンの主導権を握っているのはもちろん自分自身で停止する事も選べるのだが続きがみたくなるんですもの。見終わったあとは妙な達成感と疲労感があり、肩こりサンになってしまいました。ホラー映画ってこうあるべきなんだろうなっと思った作品でした。
サイコの登場キャラクター
ノーマン・ベイツ
よみがな:のーまん・べいつ 身長:高め 性別:男性 住まい:ベイツモーテル裏の母屋 性格:神経質 特徴:身長高め、体格細め 価値観:動けない母が世界の中心 趣味:剥製作り 癖:爪を噛む 物語上での目的:母が起こしたと思われる事を隠す トラウマ:母親に近づいてきた再婚男性
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