信長協奏曲のあらすじ・作品解説
信長協奏曲は、石井あゆみによる初の連載作品であり、小学館の月刊誌であるゲッサンにおいて、2009年の創刊号から連載された看板作品の一つである。 小学館漫画賞を受賞した作品であり、単行本は2014年の時点で11巻まで発売されている。 主人公であるサブローは、現在で普通の高校生として生活していたが、いきなり戦国時代へとタイムスリップしてしまう。戦国武将である織田信長とうりふたつな容姿であったため、織田信長本人に頼まれて織田信長として戦国の世を生き抜いていくことになる。 全体のストーリーは比較的歴史に沿った構成となっているが、所々に一般諸説と異なるオリジナル設定が加えられている作品である。 2014年には、フジテレビ55周年記念プロジェクトとして、アニメーション化とドラマ化が行われた。 テレビアニメ版においては、ロトスコープと言われる珍しい方法を取り入れた制作が行われ、ドラマ版と連携したコーナーも設けられていた。
信長協奏曲の評価
信長協奏曲の感想
信長が時代をいつでも先駆けていた理由はこういうことなのかもね
あっさりタイムスリップしてしまう学校の授業をまったく聞かず、遊んでばかりの平成のゆとり・サブロー(平成のゆとり、というのはイメージです…注意する先生も優しすぎる)。普通の学校の帰り道、サブローは友達と歩いていたが、塀から落ちて消えてしまう。気づいた時にはすでに室町時代。これからまさに戦乱の世となるという時期の織田信長の目の前にサブローは落下します。このタイムスリップ、あまりにあっさり起こるので驚きました。なんかこうタイムスリップに因果があるとかじゃないですか。前世と関連があるなど。どうやらそういうのは一切関係なく、たまたまタイムスリップしたようです。サブローのほかにも、実は道山さんも元警察官で30年も過去で暮らしてたとか、のちに有名なスポーツプレイヤーもタイムスリップして戦国時代を生きていくとか…いったいどうなっているのかについては深く考えずに、とりあえず歴史通りに事が進むのか、はたまた...この感想を読む
だから信長って先駆的だったのかもしれない
よく考えてないほうがいい全然勉強する気のない高校生サブロー。遊んでばかりの上、先生の注意もそぞろであった。いつも通りに学校が終わって帰る途中、友達と一緒に歩いていたはずのサブローは、気づいたら塀から落ちて消えていた。気づいたらサブローは室町時代へタイムリープしたらしく、自分が織田信長と瓜二つであったことなどから、病弱でヘタレの信長に代わって生きていくことになるのだった。ここまでだったら何ら他の漫画との差がつかないのだが、すごいのはここから。サブローはまったく気苦労することなく、戦国ライフに適応。状況もすんなり受容して、“織田信長”として生き始める。ここはやはりサブローがあまり深く物事を考えるタチではないということと、むしろゲームの世界に飛び込んだみたいな楽しさがあったからじゃないかなーって思う。前世と何か関連があるってことでもなく、タイムリープは突如として起こるらしい。道山さんもまさか...この感想を読む
サブロー信長の魅力
今時っぽくない点が逆に魅力的私は、1巻が出た時からずっと、この作品のファンだ。最初に表紙を見て思ったのは、「決して絵が抜群には上手くない」という事だった。加えて、今時でもない。だが、そこが逆に魅力だった。漫画の絵柄は、第一印象を担う本当に重要な部分だ。いくらストーリーが良くても、あまりにも絵が下手だと読む気になれない。この作品は、いわゆる今時の絵ではないし、苦手だと評する人もいるだろうが、私はこれもこの作者の味だと思っている。サブローはちゃんとイケメンに描けているし、癖のある人物はちゃんと面相にそれが出ている。何より、最近の若手漫画家の中で、ここまで上手に老若男女を描き分けられる作家がいるだろうか。そしてそれは、歴史ものであり、沢山の癖のある人物、高齢の人物が出てくるこの作品にとって、とても重要なポイントである事は間違いない。ある意味、この作品は「今時のすっきりした絵」ではないからこそ、...この感想を読む
信長協奏曲の登場キャラクター
明智光秀
よみがな:あけちみつひで ニックネーム:ミッチー 性別:男性 国籍:日本 所属:織田家 性格:聡明 ポリシー:認めた者の為には命を賭ける 特徴:病弱 主人公と瓜二つ 物語上での目的:主人公の影武者として協力すること 正体:本物の織田信長