スラムドッグ$ミリオネアの評価
スラムドッグ$ミリオネアの感想
ハリウッドがインド映画に目をつけた
アカデミー作品賞を受賞する作品には、娯楽性が強いのと芸術性が高いのが混在しているが、この映画は前者であろう。スリリングな展開によって胸のすくようなカタルシスが得られる映画だ。世界で最も映画が製作されるのはインドだと聞いたことがあるが、これはボリウッドに対するトリビュートをハリウッド独特の観客をひきつける技術を用いて行ったものかと思われる。最後のインド音楽にのせて登場人物が踊る一連の映像には笑わされてしまった。また、ミリオネアの出題者である老獪な男を演じているインドの名優(名前を失念した)が素晴らしい名演を見せている。ただ、偶然と運命がテーマの本作品は、その重厚さの割に、若干推理小説的な人物造形の深みのなさが感じられ、その点は惜しいことだ。
テーマは重め?
テーマは重いかなと思います。それでも主人公の一途な思いが描かれているなと感じます。出来過ぎてるなと思います。それでも観ていて、どこか良いなと思います。こういう映画は今まで観てこなかったのですが、当時はアカデミー賞で数々の賞を受賞していたのを記憶していたので観に行きました。人生は全部繋がっていると言われる事がありますが、そういうのも感じられる映画だと感じました。『偶然だから』とか『映画だから』とかで片づけることも簡単ですが、色んな経験をしている人生だからこそ、色んな転機があるんじゃないかなと思います。こういう生き方をしている人たちもいるんだと思うと、今の自分の境遇にも感謝だなと思います。主人公の青年のように真っ直ぐに自分の気持ちを大切にしていけたらなと思います。
インドの裏側、、、
インドのムンバイで生まれて育ったジャマールという少年が人気クイズ番組に出演し、最後の1問まで辿りつく。なぜ学校で勉強することが出来なかった彼がここまで辿りつけたのか、という話。アカデミー賞で数々の賞を取っただけに期待して観ましたが、良かったです。彼が過ごしてきた過酷な人生に答えは隠されていたのです。インドは貧富の差がすごいのは知っていましたが、ここまでひどいとは、、、。平気に大人が子供たちをお金儲けの道具に使います。ジャーマールは小さい時から好きなラティカとやっと出会えたのにまた別れることになるときは悲しいです。ジャマールがアメリカ観光客の夫婦を案内しているときに車を壊したと勘違いされてボコボコに殴られていった一言の「これが本当のインドの姿です。」といったら夫婦が「じゃあ本当のアメリカの姿を見せるわ。」と言ってジャマールのことを助けた所はジーンときましたね。ラストも自然と涙が出てくる作...この感想を読む
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