フィッシャー・キングのあらすじ・作品解説
フィッシャー・キングは、1991年に公開されたアメリカ映画である。監督は「未来世紀ブラジル」、「バロン」のテリー・ギリアム。出演はジェフ・ブリッジス、ロビン・ウィリアムズ、アマンダ・プラマー、マーセデス・ルール。 人気DJのジャック・ルーカスは、番組中にリスナーと会話を交わすが、その会話がきっかけでレストランで銃乱射事件が起きてしまう。ジャックはDJを降板させられ、ビデオ店長のアンの家でヒモのような落ちぶれた生活をする。ある日、ジャックは聖杯を探しているという不思議なホームレス、パリーと知り合う。最初はあまり相手にしないジャックだったが、パリーの奥さんは銃乱射事件で亡くなったことを知り、手助けをしていく。心に傷を負った男二人が、聖杯をキーワードに再生していく物語である。 1991年にヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞、パリー役を演じたロビン・ウィリアムズがゴールデングローブ賞主演男優賞、ビデオ店長のアンを演じたマーセデス・ルールがアカデミー助演女優賞を受賞した。
フィッシャー・キングの評価
フィッシャー・キングの感想
テリー・ギリアムにしては珍しく、現実と虚構が見事に融合した人間ドラマ。
ある日、人気ラジオDJジャックの発言が大きく関与し、幾人かの犠牲者が出る大事件が起きる。3年後、かつての地位も名誉も失いビデオ店で働く彼が、彼を聖杯伝説の英雄だと思い込む少々頭のイカレたホームレスと出会う。ジャックはその後、そのホームレスのハリーが実は3年前のあの事件で妻を失ったことを知るのだが・・・ロビン・ウィリアムズのいい人っぽいところが好きではない。演技もいいし、存在感もあるし、出演映画はわりと好きなものばかりなのだが、ロビン・ウィリアムズはなんとなく食指が動かないのだ。だが、この映画のロビン・ウィリアムズはイイ!!文句なしだ!ロビン・ウィリアムズが出ると、映画はどれもロビン・ウィリアムズの作品みたいになっちゃうけど、これは監督テリー・ギリアムの色濃い作品だと思う。美しい。美しいがどうも現実離れしていて今ひとつ踏み込めないど迫力映像。だが、この作品はその浮き世じみた虚構世界が珍しく現実...この感想を読む
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