キツツキと雨の評価
キツツキと雨の感想
映画製作を思う
役所広司のダイワハウス感が光る本作は役所広司の可愛さが最も光る作品だと言っても過言ではない。役所広司が出ているダイワハウスのCMのダイワハウチュの時の可愛さがそのまま惜しみなく出ている。役所広司は幅広い役をこなせる一流の俳優であり、すでにダイワハウスのCMで可愛さは発掘されているので、別段本作に関して彼の役どころは目新しいわけではない。しかし、不思議なほどに癖になった。これは恐らく物語が成せる技であろう。役所広司が演じる主人公は妻に先立たれ、男手一人で息子を育てている。とても不器用そうだが、職場や住民からの人望は厚い、田舎の良きおじさんである。そんな彼は大きくなった息子との接し方に悩んでいたところ、息子と同じ名前の新米監督に手を差し伸べる中で、生き生きとしてきて、息子とも和解するようになった。このような物語の流れとキャラクターの下、起こしていく行動が愛らしく、役所広司がそれにマッチしている...この感想を読む
自分が今、歩いている道は正しいのだろうか?
自分が今、歩いている道は正しいのだろうか?映画監督をしている田辺幸一と林業を生業としている岸克彦。年齢だけでなく、見てきたものも、知っていることも違う2人。未来に誰と出会うかなんて予想もつかないこの世界、この世界で、幸一と克彦は出会いました。幸一は、自分が監督であるにも関わらず、撮影したシーンを「監督これでokですか?」と聞かれても、はっきりと「okです」と答えることが出来ません。自信が持てないのは、なんでだろう?自信は誰かの無償の愛情がすぐ側にある時に生まれてきます。転んでも、また立ち上がれるトランポリンのようなものです。それは、今 自分のそばにいる家族や友達である場合や、歴史上の偉人であったり、物語の登場人物であったりもします。しかし、自信は時に他者への優越感からも生まれます。その時に生まれる自信はもろく、私たちを不安にさせてしまうのです。なぜならその自信は、未来と繋がっていないからで...この感想を読む