狗神のあらすじ/作品解説

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映画レビュー数 5,784件

狗神

3.753.75
映像
3.75
脚本
4.00
キャスト
3.50
音楽
3.25
演出
3.75
感想数
2
観た人
2

狗神のあらすじ・作品解説

犬神憑きの伝承をモチーフとした坂東眞砂子の同名小説の映画化作品で、2001年に公開された日本の伝奇ホラー映画。監督/脚本は「クライマーズ・ハイ」「日本のいちばん長い日」の原田眞人。美的だがエロティックなシーンが多くR-15指定となっている。 四国の山奥の小村に赴任した小学校教師奴田は、和紙作りの40代の独身女性坊之宮美希と出会い、互いに惹かれあう。彼女は村で忌み嫌われている狗神筋の女で、10代の頃、知らずに実兄と情を交わし、出産した子を親戚に里子に出した過去があったが、奴田は彼女と関係する。が、逢瀬を重ねるうち彼女は次第に若返り、村では不気味な事件が相次ぐようになるが…。 美希を「カイジ 人生逆転ゲーム」「女王の教室」(TV)の天海祐希、奴田を「静かな生活」「ケイゾク」の渡部篤郎が演じ、ストーリーの顛末を含め話題となった。美希の兄隆直を山路和弘、母富江に藤村志保、道夫に矢島健一、その妻百代に深浦加奈子、土井克子に淡路恵子が出演。他に街田しおん、田中沙斗子、増田未亜など。

狗神の評価

総合評価
3.753.75
(2件)
映像
3.753.75
脚本
4.004.00
キャスト
3.503.50
音楽
3.253.25
演出
3.753.75

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狗神の感想

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呪いと愛とタブーと官能

悲劇的官能、至高の禁忌ホラー閉鎖的な四国・高知の尾峰のある村に住む和紙作りをただ毎日淡々と作って暮らす坊之宮美希(天海祐希)は辛い過去を持つ女性、長い間恋をせずに過ごしてきたある日村にある学校へ新しく赴任してきた奴田原晃(渡部篤郎)と出会う、親子ほど歳の離れた二人だったが次第に激しく求め合うように、そして自らの家の呪いと禁忌を知ることとなる…。原作者は童話作家・フリーライターとして知られた坂東眞砂子氏の小説。「死国」に続き小説2作目。第51回ベルリン国際映画祭コンペティションでも今作は上映されました。日本に伝わる「狗神」についてを取り上げた同映画は好みが真っ二つに分かれるであろう作品、先に申し上げると私はこの作品が大変好みでした、それでは「狗神伝説」については次の見出しへ。守護神か、それとも呪いか「犬神(狗神)」とは西日本に最も広がる犬霊の憑き物のこと。憑き物というと狐憑きなども有名ですが...この感想を読む

3.03.0
  • 雅
  • 1091view
  • 2186文字
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