誰かを守るって事は、その人の痛みを感じるって事だ。人の痛みを感じるのはとても辛い、苦しい事だ。でもな、それが生きていくって事なんだ、わかるかい?
勝浦卓美
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やりすぎと芯のある言葉個人的に表現がやりすぎに思えた。マスコミの殺到具合、事件後の被疑者の家族に対する警察の対応方法は際立たせるにしてもやりすぎのように感じた。確かに繊細に描く必要もないが、記号化したコマのようであまりリアルではなくなり、観ていてげんなりしてしまう。ドキュメンタリタッチだとの評価もされていることを思うと、もっと現実に即して描いてほしかった。例えば具体的な箇所をあげるとすれば、書類にサインさせる所というのは果たしてあんなにたたみかけるものか。そこまで前の人の言葉を食ってまで作業を進めるものだろうか。といった具合にひどいものを見せられた気持になった。確かにひどい要素はあるかもしれないが、あそこまで機械的な人間に描いていいものか。実際にその仕事で働いている者が見たら何か腹正しく思うのではないだろうか。そんなことを気にしてみる必要もないかもしれないが、映画に入り込めない抵抗感を...この感想を読む
勝浦卓美
ラストシーン、主人公の勝浦(刑事)が、ボロボロに傷ついた沙織(殺人犯の家族で勝浦の保護対象となっていた少女)に砂浜で語りかけるシーン