東京のカサノバのあらすじ・作品解説
東京のカサノバはくらもちふさこ氏によるマンガである。 水上家に住む三人兄妹の末っ子である多美子は、ターコと呼んで可愛がっている次男の暁のことが大好きな甘えん坊。多美子は恐い夢を見たなど理由を付けながら一緒に寝るほど暁のことが大好きないわゆるブラコン少女である。美男子でモテモテの暁は、来る者を拒まずと言っても過言ではない程チャラチャラした男であるが、多美子はそんな暁にモヤモヤとした気持ちを抱いていた。最近では、仕事の関係でよくかけてくる女性により、暁の態度が変わってきていると感じ、悩んでいた。友人たちはそんな行き過ぎたブラコンの多美子に対して呆れ気味。長男もふたりが一緒に寝ることに過剰に反応してしまう。その理由は、暁と多美子は本当の兄妹ではなく、家族ぐるみで応援している、国民的大女優である羽生かおりの息子だったのである。 暁と兄妹ではない多美子の暁に対する思いを描いた切ないヒューマンストーリーである。