いろはにこんぺいとのあらすじ・作品解説
「いろはにこんぺいと」は、1982年から1983年にかけて集英社別冊マーガレットに連載されたくらもちふさこの日本の少女漫画作品である。単行本はマーガレットコミックスから全2巻(文庫版は全1巻)。 人気の高かった登場人物のクンちゃんを主人公とした、「こんぺいと・は・あまい」(マーガレットコミックス全1巻)がある。主人公の高校生チャコは、幼なじみの達(トオル)のことが好きだったが、幼い頃はどうしても恥ずかしくて、素直に気持ちを伝えられずに、つい意地悪な態度をとってしまっていた。高校で達と同じクラスでしかも隣の席になり、なんとか仲良くなりたいとチャコは頑張ってみるものの、達は過去のチャコのことを許せず、ふたりの距離は中々縮まらない。そんなとき、チャコは親友であるおリョーちゃんと達の仲を取り持つことになってしまう。団地を舞台にしたそこに暮らす少年少女たちの甘酸っぱい青春を描いた、くらもちふさこの代表作の一つである。
いろはにこんぺいとの評価
いろはにこんぺいとの感想
クンちゃん必見!
ごく日常の生活を、最高に面白く描く。ここまで面白くする!?という位、もう最高に面白い作品です。くらもちふさこ先生の大ファンで、なおかつ殆どの作品を読破してますが、その中でも中学生の頃から一番好きな作品であり続けています。この作品は1982年、連載時私は中学生で、当時、友人の間でもこの漫画は大人気でした。あれから25年という月日が経ちましたが、文庫版を一年に一回は今も読み返しますが、本当に何度読んでも全く色あせない作品です。この物語は、幼馴染のチャコと達ちゃん、そして同じ社宅の色んな住人達と、その目の前にある彼女達の高校が舞台のお話。凄いのは、特にセンセーショナルな事とか、事件が起こったりとか、登場人物の過去に影があったり、謎があったり、そういうのがある訳ではなく、全編通して、何というか、読みながら穏やかな笑みが顔に張り付く感じの作品なんです。それなのに、本当に夢中で読ませるのです。どうし...この感想を読む