天然コケッコーのあらすじ・作品解説
天然コケッコーは、集英社のコーラスにて連載されていたくらもちふさこによる少女漫画である。連載は1997年から2000年の期間であり、講談社の漫画賞を受賞し、2007年に実写映画化されている作品である。 物語の舞台は島根県の農村部がモデルとなっており、石見弁を喋る主人公の右田そよによる青春あり恋愛ありの甘酸っぱいストーリーが特徴的。 右田そよの通う学校には同級生がおらず、分校であるため生徒数も極端に少ない環境であったが、ある日東京から一人の男子生徒大沢広海が転校してきたことから、初めての同級生であることへの戸惑いと、容姿端麗な男の子への初恋の感情が生まれる。二人は徐々に惹かれあいながらも、大沢広海が家庭の事情で東京へと戻る運命に翻弄されながらもお互いの思いを一途に持つ。 そんな右田そよと大沢広海の恋模様と学校の仲間や家族、先生達とのふれあいや、自然溢れる環境での様々な経験が印象的に描かれている作品である。
天然コケッコーの評価
天然コケッコーの感想
田舎の生活を活き活きと描いた作品。
これは今まで読んだ事がない!私は小さい頃から漫画が好きで、くらもちふさこさんは大好きな漫画家さんの一人であるのですが、子育て期間に忙しくてちょっと漫画から離れいる間に、若い漫画家さんの作品の感覚にも気後れしてしまっていました。そんな時、ふと、漫画雑誌のコーナーでくらもちふさこさんの名前が目につき、コーラスを手にとって、久しぶりに読んでみたいと思いそのままレジへ。そこでこの天然コケッコーを一話読んで、あまりにも面白かったので、のちに文庫版で全巻大人買いしてしまいました。最初、くらもちさんの絵柄が私が知っていた時とかなり違っていて戸惑ったのですが、すぐに新たなくらもちワールドに魅了されて、ノックアウト状態でした。やはり、くらもちさんの作品は面白い!しかも、島根県の田舎が舞台で、とにかく出てくる背景がひたすら田舎なのです!とても斬新だと思いました。物語は島根の片田舎の村に、両親の離婚が理由で...この感想を読む
等身大。
くらもちふさこ先生の作品が好きで出るたびにワクワクして買っています。田舎で素朴で純朴に育ってきた子供たちの元に東京から一人の少年が引越してくるっていうお話しなんですけど、少年-大沢君-も、主人公のそよちゃんも他の子供たちもリアリティがあります。住む場所でお互いまるで外国の人みたいに生活環境も考え方も違う。読んでいて、ああ、きっとそうなんだろうな~~と思いました。でも、自分の住んでいるところを良くみせたい。バカにされたくない。それもすっごくわかります。今までそんな事思ったこともないのに、何この敗北感?何このバカにされた感じ?どっかで経験した事あるようなw最後の話しの何だか相性が悪いお友達、タイミング悪くタイミング悪い事を言ってしまう自分って言うのも共感があってあ~~、そういうことってあるんだよね。。自分のバカっ!って思うところとか身につまされました(;^ω^)みんな等身大で、先生、こういうこと...この感想を読む
天然コケッコーの登場キャラクター
右田そよ
よみがな:みぎたそよ 生年月日:5月18日 血液型:O型 性別:女性 国籍:日本 性格:天真爛漫でお人好し ポリシー:細かいことにこだわる 特徴:詰めが甘く鈍感 一人称:わし コンプレックス:大根足 方言:石見弁
山辺篤子
よみがな:やまべあつこ ニックネーム:あっちゃん 血液型:A型 性別:女性 国籍:日本 性格:ナイーブ 特徴:想像力豊か 実家:床屋 ペンネーム:あべまやこ 志望:漫画家
大沢広海
よみがな:おおさわひろみ 生年月日:12月12日 血液型:B型 性別:男性 国籍:日本 性格:裏表がなく好き嫌いがはっきりしている 特徴:トレンドに敏感でセンスが良い 好きなもの:プロレス、コンピュータゲーム 出身:東京 物言い:歯に衣着せぬ物言いをする