エターナル・サンシャインの評価
エターナル・サンシャインの感想
つらい記憶の乗り越え方
数年前に途中でホラーっぽくて怖くなって、観るの中断してたんだけど、過去の私はどこでそんな怖く感じたんだろうと不思議に思いました。まあ、確かに、施術中にちょっといちゃいちゃしちゃって失敗しそうになるところはヒヤヒヤして、見ていてホラーだったかな笑失恋があまりにもつらいから病院で記憶を消すっていう男の短絡さはコメディぽく感じられる。そして、そこからさらにいざ消そうと思うと愛し合った思い出が蘇り、それだけは残したいと奔走する様子は自業自得でまさにコメディっぽく映る。だけど、つらい記憶は消して、愛し合ってた記憶だけ残すという記憶の清算は、意外と人間誰しもが行っていることのような気もする。もしかしたら失恋してつらい状態のとき、脳内では、何か大きな力が記憶を消そうとする中、小さいミニチュアの自分が愛し合ってた記憶だけは残そうと必死で逃げたり隠れたりしていて、その結果いい思い出だけが残るようになって...この感想を読む
エターナル・サンシャイン
この映画はジムキャリーとケイトウィンスレットの2人が主人公とヒロイン役を演じていることがまず素晴らしい。彼らでなければこの映画のコメディ感、悲壮感、皮肉感は出ないと思う。エターナルサンシャイン技術という、大切な、しかし忘れたい存在のみを頭の中から消し去ることができるという、現代には絶対にない空想の治療法を主人公とヒロインが受ける事からしてまずおもしろい。思い出の品(これまた滑稽なおもちゃやマグカップなど)を主人公が真面目な顔をして持ってきて、治療の際はそれを見ながら涙する。そしていよいよ本治療の夜、個性的な若い研究員3人が主人公の部屋に忍び込んで治療する、、、と思いきや、主人公の部屋でどんちゃん騒ぎをする、というのもまた面白い!研究員が飲んで踊ってを繰り返す中、片手間で主人公を治療する。その3人のテンションとは裏腹に、これまた主人公は真剣に治療を受ける(眠りながら)。主人公の夢の中ではヒロイン...この感想を読む
ラストで、ああそうなんだ、ってなる。
恋人同士だったのに、喧嘩をきっかけに、彼女のなかから記憶を消されてしまう。彼氏のジム・キャリーはそんな彼女に苛立ち、自分も彼女の記憶を消そうとする。施術中に見ている夢の中で、記憶を消すのは間違いだと感じたジム・キャリーは、記憶を消されないように記憶の中を、彼女をつれて逃げ惑う。いろんな話が噛み合っていて、とても面白い。夢の中の描写や、記憶が消えていくのから逃げる描写がすばらしいと思った。ずっと目を離せない映画だった。中盤からラストにかけて、えっそうなの!というような展開が盛りだくさん。盛大などんでん返しではないんだけどひき込まれる。ハッピーエンドなのか、微妙なエンドなのかは人によると思った。私は、二回目はきっとなんだかんだうまくいくと思うので、ハッピーエンドかな。
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