真珠の耳飾りの少女の評価
真珠の耳飾りの少女の感想
真珠の耳飾りの少女
この映画は画家フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」と言う作品のある一説を描いたドラマであるが、とにかくスカーレットヨハンソンの雰囲気が、本当のモデルと重なってしまうほどピッタリの雰囲気を醸し出していた。スカーレットヨハンソンがこんなにおとなしい役をやること自体、私にとっては珍しく思えたことだったので観てみたが、本当に彼女の芯の強さ、綺麗さにうっとりしてしまう。また、フェルメールと少女が一緒に絵の具を作るシーン(当時は絵の具を手作りで作っていたということにもおどろいた)では、作り上げられた一つ一つの絵の具の色が鮮明な色合いで、また、フェルメールが描く絵も魅力的で、映像の美しさに感動した。フェルメールに少女が惹かれた理由としては、少女は元々芸術が好きだったからだと思う。冒頭で自身の父親から、絵が描かれた陶器の板を貰い、それをフェルメールの家に出稼ぎに行ってからも大切にしていたことから、この少...この感想を読む
本物のモデルを観ているかのよう
フェルメールの有名な絵画『青いターバンの少女』にまつわる物語です。美術の教科書で一度はお目にかかったことがあるだろう、印象的な少女の姿を描いた絵なので、絵画に興味はなくても、映画好きなら十分に楽しめる作品だと思います。第一印象としては、主演の少女、スカーレット・ヨハンソンがまるで本当にこの絵のモデルになったのではないかと感じるほど、しっくりとはまっている点です。陶磁器のようになめらかな肌、ふっくらとした若々しい唇、まっすぐに見つめてくる瞳など、彼女の魅力があって初めて出来上がる映画なのではないかと感じます。一方で、物語自体は、下働きの少女と主人である画家の心の交流、それに嫉妬する妻や娘の対立を淡々と描いたもので、盛り上がりや起伏に欠けるきらいがあります。物語性はいまいちですが、雰囲気はとても素敵な映画です。
スカーレット・ヨハンソンが本当の絵画のよう
真珠の耳飾りの少女というのは、有名な「青いターバンの女」のことです。スカーレット・ヨハンソンはこの絵のモデルの少女に本当に雰囲気がそっくりです。この役には彼女以外にいないと思わせる説得力があります。彼女の魅力の一つである豊満な肉体の美しさはこの映画では必ずしも重要ではなく、透き通るような肌や、ぷっくりとした唇、そしていつも束ねてかくしている美しいブロンドの髪、そういったものが今回の映画ではものすごい輝きを放っています。映画全体の世界がじめじめと陰鬱で色がないように演出されているのもフェルメールの色彩や彼女の美しさを際立たせるためなのだろうと思いました。(でもちょっと暗過ぎて物語も地味に感じました。)
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