アザーズのあらすじ/作品解説

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アザーズのあらすじ・作品解説

ニコール・キッドマン主演のサスペンス映画アザーズは、1945年、チャネル諸島のジャージー島を舞台に繰り広げられるサスペンス映画である。 ニコール・キッドマン演じるグレースは、第二次世界大戦に駆り出されたまま未だ帰ってこない夫を娘のアンと息子のニコラスの3人で待っていた。 島の大きな屋敷に住む3人。アンとニコラスは色素性乾皮症という病を患っており、太陽にあたることが許されないため、昼間においても分厚いカーテンを閉め切って生活を送っていた。 屋敷の手入れはグレースだけでは困難であり、使用人を雇っていたが、突如いなくなってしまう。募集を行った所、3人の使用人志願者が現れる。グレースは3人を招き入れるも、この使用人たちの訪れにより、グレースの周りには不可解な出来事が起こり始める。恐怖と不安の中で夫もおらず、グレースはひとり、子供たちを守らなくてはならない。衝撃的なラストに、何度も見直したくなる作品となっている。

アザーズの評価

総合評価
4.504.50
(8件)
映像
4.564.56
脚本
4.444.44
キャスト
4.504.50
音楽
4.384.38
演出
4.504.50

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アザーズの感想

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作者の罠、衝撃的なラスト!

”先入観”の恐さを体全身で感じました。自分以外の誰かが側にいるような気持ちになったことはありますか?いるはずがない所から人の気配を感じたり、例えば自分に霊感があるなど、そんな人がこの作品を見ると、最後の最後にどんでん返しをくらいます。カーテンを閉め切った広い屋敷に住む彼女には子供を太陽の光から守る必要があったのです。病気で苦しむ娘を守るために毎日カーテンを閉めては太陽の光が入らないようにしていました。その動作は、必死に娘を守る母親の姿でした。母親は子供を守るために亡くなった後も必死に生きていたのです。そうです、亡くなっていたのはその母親と娘の親子だったんです!この事実に私は最後鳥肌が立ちました。タイトルの”アザーズ”というのは自分そのものだったという事実に『そういうことか、、、』と私は最後の最後まで騙されながら作品を見ていた自分に驚きました。なぜここまで騙されてしまったのだろうかと、疑...この感想を読む

4.54.5
  • りかりか
  • 598view
  • 2036文字
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