隠し剣 鬼の爪の評価
隠し剣 鬼の爪についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
隠し剣 鬼の爪の感想
タイトルとは違って心温まる時代劇です。
山田洋次原作の時代劇を映画化した作品。幕末の東北。平侍の片桐宗蔵は、母と妹、女中のきえと幸せに暮らしていたが、やがて母は他界、妹ときえは嫁入りしていく。数年後、町で偶然きえと再会した宗蔵は、やつれた姿の彼女に驚く。きえは、嫁ぎ先で酷い扱いを受けていた・・・当時は好きな人と結ばれるという認識がないため、互いに好意があっても現代の恋愛のようにお話が進んでいくわけではない・・・のですが、それ故の純粋な愛情が切なくて、良かったです。特に、ラストでのストレートなきえへの言葉は、かなりぐっときました。宗蔵、かっこいいです!タイトルの隠し剣がどこで出てくるのかと思っていたら、ここで!?という使われ方だったのでびっくりしました(笑)