どろろの評価
どろろの感想
アニメのどろろがかわいすぎて…
映画の前にアニメの「どろろ」を見ていました。子供のどろろはかわいくて、でも心に何かを秘めているという感じですごく好きでした。百鬼丸も自分の体を取り戻すために必死に妖怪などと戦っていく姿がアニメだけど怖いというのが印象的でした。そこで実写化があると知り映画を見ると。まずどろろが子供じゃない!そこで違和感がありました。そして百鬼丸もアニメのような逞しさをあまり感じられませんでした。妖怪などは緻密に作られていたんですが、戦うシーンなどであっけなくやっつけてしまって「こんなに弱いの?」と感じる部分もありました。やはりアニメの実写化は難しいんでしょうね。続きがもしあるとしても…見ないかな?
何ともお粗末なアクション
ジャンルとしてはアクション映画だと思うけれど、何ともお粗末。主に戦う百鬼丸は強そうなことが伝わってくるけれど、どろろは動きが鈍くて迫力がない。それで本当に百鬼丸のピンチを助けているのか?と突っ込みたくなる。百鬼丸も特にラストの戦いのシーンではアクションの未熟さが目立つ。そもそもアクションの撮影方法は主に二つあると思う。役者のアクションをよりよく見せるための撮影方法。役者のアクションを補うためにごまかしている撮影方法。本作の場合は完全に後者。確かにワイヤーを駆使してダイナミックな派手さはあるけれど、日本映画らしい繊細なアクションは皆無で、洋画のマネをして失敗した印象。続編があってもおかしくない終わり方だったけれど、この仕上がりで本気で続編を制作しようとしたのかと首を傾げてしまう。