螺子のあらすじ・作品解説
螺子は、『別冊花とゆめ』と『花とゆめ』に掲載された、由貴香織里原作の短編作品シリーズである。厳密には、1992年『別冊花とゆめ』8月号に最初の「Act1」が読切掲載され、1年後の1993年同雑誌の8月号に続編の「Act2」が掲載された。1996年には両作品が『花とゆめプラネット増刊』3月号に再掲載された。2001年に『花とゆめ』の7・8月号にシリーズ完結編「Act3」の前後編が掲載された。同年には全シリーズを入れた単行本が刊行されている。 この物語は、恋人とある事件に巻き込まれ惨殺された主人公ネジが、暗殺者として仕立てられていく近未来SFサスペンス漫画である。事件から逃れるため恋人の白雪姫(スノーホワイト)と逃亡中に、殺されてしまったネジは、冷凍冬眠によって一命を取り留めた。40年後、政府ESP研究機関「GERA」の手で蘇るも、蘇生された人間はみな超能力を与えられ、政府の暗殺者として生きる羽目になってしまう。
螺子の評価
螺子の感想
超能力者となってしまった少年。
ある事件をきっかけに恋人と逃げていたが殺されてしまったネジ。冷凍保存されて蘇生され目が覚めたら自分は白髪の青年へと変わっていた。なぜか超能力が備わってしまったネジは恋人を助ける代わりに組織の訓練に参加し暗殺者へと仕立てあげられていきます。しかし、過去を知って組織の意図も知って恋人が解剖されてしまうと怒りに狂って施設を破壊し脱走してしまうのでした。脱走しても組織との関わりは取れず、バツという少年が関わってくる事件でバツは自分の弟の孫にあたるという血縁関係まで発覚してしまった。組織を壊滅までに追い込みバツとネジ、二人は未来へと歩いていく話です。書下ろしでは人形となった少女たちと関わっていく話もありますが、書下ろしなだけあって絵が今に近いものになっていますので見どころ満載です☆