這うて悔いて死ぬか、疾って夢見て死ぬか。 どちらにする!?決めろ!!
島津豊久
理解が深まる漫画レビューサイト
漫画レビュー数 3,136件
ドリフターズとは、日本の漫画作品の一つであり、平野耕太によって描かれている。少年画報社発行のヤングキングアワーズにおいて、2009年の6月号より連載が開始された。コミックスは、ヤングキングコミックスレーベルにおいて、2014年11月時点において4巻まで発売されている。 主人公は、戦国時代の武将である島津豊久であり、関ヶ原の戦いで瀕死の重傷を負っていたが、謎の力によって、人間以外にも、エルフやドワーフなどのデミヒューマンが存在する異世界へと召喚されてしまう。異世界で保護された場所では、織田信長や那須与一の2人の歴史上の人物が召喚されており、豊久は2人と協力して、国家の転覆を図る。豊久達3人以外にも多くの偉人が召喚されており、様々な時代や国の偉人達との戦闘が見所となっている。 平野耕太の別作品であるHELLSINGのOADには、特典としてPVが収録されており、2015年の3月にはアニメーション化が発表された。
漂流者(ドリフターズ)か、それとも廃棄物(エンズ)か読者の中で作品以上に期待と推察が飛び交う話題の1つが『次に登場する偉人は漂流者(ドリフターズ)か、それとも廃棄物(エンズ)か?』というものです。作品の性質上、漂流者or廃棄物かを推察出来るエピソードが一切なく、そして登場する偉人が漂流者or廃棄物になる可能性を(偉人の歴史を辿っていくと)どちらも含んでいるように思われるからです。『うつけ』と呼ばれた『織田信長』は『国を奪る』漂流者となり、『聖女』と呼ばれた『ジャンヌダルク』は『国を燃やす』廃棄物となりました。その『違い』がどこにあるのか?その本当の理由がどこにあるのかは原作者である平野耕太先生の頭の中でしか明らかになる事はないでしょうが、作品全体を俯瞰で見下ろす事で、漂流者として成り得た理由、そして廃棄物となった理由を想像する事が出来ます。(それが正解であるかどうかは、今後描かれるストーリー...この感想を読む
現実にいた歴史上の人物が異世界で国盗り合戦。「漂流者」や「廃棄物」と呼ばれる、紫やEASYに呼び寄せられ、時代にかかわらず名を馳せた歴史上の英雄たちが異世界に召喚されていく設定はおもしろいですよね。異世界へ召喚される作品はごまんとありますが、これは他の作品と違います。最初に思ったのは紫は何を基準に「漂流者」を選別したかなんですよね。EASYは「廃棄物」に選んだ人たちを調べたらわかる気もしましたが、「漂流者」は生死不明、または存在したかどうかも不明な人物が多い。それが基準なのかもしれませんが、そこに何か伏線があるような気がします。「漂流者」。主人公を島津っていえば義弘がよく出てくるのに、ここに豊久を持ってくるっていう平野先生のアイディアがすごい。歴史好きの人じゃないと知らない人物だと思いますし、私もこの漫画で初めて知りました。豊久は自分を「功名餓鬼」と自嘲しながら、自分でも気づかないうちに王の器...この感想を読む
平野耕太だからこそ出来た漫画最初に断言したい。これは、平野耕太にしか描けない漫画だ。『ドリフターズ』は、島津豊久、織田信長、那須与一を中心に、異世界に集まった歴史上の人物が、廃棄物たちや異世界の兵士たちと戦っていく無双漫画だ。豊久、与一の武力が、信長の策略が異世界勢に痛恨を与える様は痛快爽快の一言であり、「もっと彼らの活躍を見たい!」と思う一心でページをめくってしまう。これだけ一方的な展開なのに、中だるみせずもっと彼らドリフターズの活躍を見たいと思わせるから不思議だ。平野耕太にしか描けない、と断言したのは、そういった読者に飽きさせず読ませる力があるからなのだが、世界各地・様々な時代から登場人物たちを引っ張ってくれる知識の多さにも理由の一端がある。『ドリフターズ』に登場するキャラクター=偉人たちの幅はとても広い。ハンニバル、キャプテン・キッド、アナスタシアにラスプーチンと挙げるのも大変な...この感想を読む
よみがな:しまづとよひさ
島津豊久
豊久がエルフたちの蜂起を促す時に言ったセリフ。 彼の死を恐れない死生観が溢れている。
織田信長
エルフ村奪還時に信長が使った人心掌握術の一つ。手段はどうあれエルフたちが自分を頼らざるを得ない状況を作り出すことで、この後の戦いや支配地拡大を円滑に進めるための基盤を作り上げることに成功した。
島津豊久
エルフ村での戦いが終結した際のセリフ。問題に対処する時は全ての根源を叩き潰さなければ解決したとは言えない