麦秋のあらすじ・作品解説
麦秋(英語題:Early Summer)は1951年に公開された日本のファミリー映画である。 製作会社は松竹大船/配給元は松竹。 「宗方姉妹」「お茶漬けの味」の小津安二郎がメガホンを取り、「東京春色」「東京物語」など小津監督作品に出演していた原節子が主演の間宮紀子を演じている。 興行収入は7597万円。 製作は「虎の牙」の山本武が担当し、数々の小津監督作品で脚本に携った野田高梧が脚本を担当。 共演者には淡島千景、笠智衆、杉村春子、菅井一郎、東山千栄子らがいる。 この作品は神奈川県鎌倉市に住む大家族・間宮家では結婚適齢期を超えてしまった会社員で長女の紀子の縁談を巡って巻き起きる物語となっている。
麦秋の評価
麦秋の感想
世界が認めた傑作!
「東京物語」・「晩春」と並ぶ、小津安二郎監督の最高傑作の一本です。7人の家族が北鎌倉を舞台に同居しているが、娘の結婚を機に父・兄といった家族が別れ別れになってゆくというドラマを、ささやかな出来事をいくつも紡ぎながら語ってゆく。単純ながらもそのストーリーが両親から子どもたちへ、またその子供たちからまた・・・という輪廻というものを感じさせると同時に、死を迎えることへの無常感が、後からジーンときます。特に菅井一郎・東山千栄子の夫妻が、公園で座りながら空に飛んでゆく風船を眺めているシーンや原節子が花嫁姿で両親に最後の挨拶をするシーン、まほろばと呼ばれる土地で最後の余生をのんびりと過ごすシーンなど、見どころが満載です。
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