まるで面白くないからな、生きていたいと思わない者を殺すのは。
ノーマンスタンスフィールド
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殺し屋と12歳の少女の出会いと純愛を描いた、1994年に公開された米・仏合作のアクション映画。監督/脚本は「フィフス・エレメント」「アンジェラ」のリュック・ベッソン。音楽は同監督作品に数多く参加している「サブウェイ」のエリック・セラ。 ニューヨークに暮らすレオンは、凄腕の殺し屋だが孤独な男である。が、ある日、アパートの隣人一家の父親が麻薬密売に絡み、組織を裏で操る麻薬捜査官スタンフィールド一味に虐殺されてしまう。ただ一人難を逃れた12歳の娘マチルダは、レオンの部屋に逃げ込み、身を隠すうち彼の正体を知り、一味に復讐するため人の殺し方を教えてと頼むが…。 寡黙な殺し屋レオンを「クリムゾン・リバー」「グレート・ブルー」のジャン・レノ、勝気で大人びた少女マチルダを本作がデビューとなる「ブラック・スワン」のナタリー・ポートマンが演じ、ほろ苦く切ない純愛が話題となった。スタンフィールドを「蜘蛛女」のゲイリー・オールドマン、トニーを「ドゥ・ザ・ライト・シング」ダニー・アイエロが演じている。
マチルダ役のナタリー・ポートマンの魅力この作品が公開された1994年は、まだ映画館によっては「同時上映」のシステムが取られていて、1800円払って二本映画を観ることができる時代だった。よって、別の某映画を観に行ったところ、同時上映がこの「レオン」だったのだが、不覚にも本命の映画よりこちらの方がはるかに印象に残る映画だった。とにかく度肝を抜かれたのが、12歳の少女マチルダの聡明さ、少女であるにもかかわらず大人顔負けの妖艶な色気(と言ってもいやらしいものではなく)を持っている点である。当時マチルダを演じたナタリー・ポートマンは13歳だったようなので、ほぼ年齢相応の役を演じていたことになる。この作品のマチルダ役が、大人になったらどれだけの実力者になるか計り知れない才能を持った女優・ナタリー・ポートマンの存在を日本に知らしめることになったことは間違いない。大人のレオンを射抜いて見透かすような魅惑的な視線は...この感想を読む
中年の暗殺者を演じるジャン・レノと当時幼い親の敵討ちをしたいと望む今では大女優のナタリー・ポートマンのラブサスペンスであります。凄腕の暗殺者であるジャン・レノは一人で仕事をこなしてきました。ある日たまたま親を目の前で殺されたナタリー・ポートマンをかばったことが二人の出会いであります。単なるラブロマンスとは違い二人の愛は深いものになっていくのです。彼は自分の命を省みず彼女の敵を打ちます。これを親子愛と観ることも出来るかもしれませんがナタリー・ポートマンは当時幼いながらも立派な女性を演じているので恋愛と観る方が自然であります。最初に見たのは学生の時でしたが社会人になっても何度も観ました。すると、中年と少女の恋愛で片付けてしまうと単なるロリコンとなってしまいます。現代では少女にいたずらをする大人もおりしばしニュースで報じられる事件もありますがこの映画では年齢を感じさせない恋愛が描かれています...この感想を読む
言わずと知れた名作。主人公のレオンは毎日決まった時間にトレーニングをしたり観葉植物の世話をしたりとストイックな殺し屋。幼い頃から殺し屋をやっていた彼は孤独な生活を送っている。レオンはひょんなきっかけから同じアパートに住む少女マチルダと出会う。マチルダは麻薬の運び屋をしている父から虐待を受け義理母や義理姉からも冷酷な扱いを受けていた。唯一の仲間は弟。しかしとある日悪徳麻薬取締局の刑事スタンスフィールドに家族全員惨殺されてしまう。その時レオンに命を救われた彼女は殺し屋の弟子にしてほしいと懇願しそこから二人の物語が始まる。この作品なにより少女マチルダの魅力がハンパない作品である。演じたナタリー・ポートマンの放つ可愛さや演技力が素晴らしくこのキャラクターに憑りつかれる人は非常に多い。主人公レオンを演じるジャン・レノやノーマン・スタンスフィールド演じるゲイリー・オールドマンなど実力派でありキャス...この感想を読む
よみがな:すたんす
ノーマンスタンスフィールド
マチルダは弟の復讐のため、スタンスフィールドのオフィスがある麻薬取締局への侵入に成功するが、早々に見つかり、逆に殺されそうになる。「生きていたいか?」とスタンスフィールドに聞かれたマチルダが「イエス。」と答えると、スタンスフィールドが言うセリフ。
ノーマンスタンスフィールド
マチルダ一家を襲撃する直前。薬をキメながら文学的な表現をする悪の権化ノーマンスタンスフィールド。
ノーマンスタンスフィールド
自らが麻薬取締官でありながら麻薬に溺れるノーマンスタンスフィールド。麻薬を奪うためにマチルダ一家を虐殺した後のセリフ