デンデラのあらすじ・作品解説
姥捨て山に捨てられた婆を往年の名女優らが捨て身で演じたことが話題となった、佐藤友哉による同名小説の映画化作品で、2011年公開の日本映画。監督/脚本は「赤い橋の下のぬるい水」「暗いところで待ち合わせ」の天願大介で、今村昌平監督の息子であることから同監督作品「楢山節考」と比較されやすい作品である。撮影は山形県庄内地方の豪雪地帯で行われた。 山奥の寒村で70歳となったカユは姥捨て山に入る。が、潔い死を迎えるはずが見知らぬ村で目が覚める。そこは近隣の村から捨てられた婆たちが”デンデラ”と呼ぶ村で、頭のメイは30年前捨てられ1人生き延び、婆だけを助けてきたという。男社会で虐げられてきた彼女たちは、村人を憎み復讐を企てるが、中でも特に悲惨な過去を持つマサリは、メイに反目し復讐に異議を唱える。けれど、ある夜病弱なクラがクマに襲われ事態は一変する…。 主人公カユを浅丘ルリ子、メイを草笛光子、マサリを賠償美津子、ヒカリを山本陽子、他に山口果林、白川和子、山口美也子、赤座美代子、角替和枝、田根楽子など。
デンデラの評価
デンデラの感想
観ている人を裏切る奇妙な映画だ!
デンデラという題名に惹かれるデンデラという不思議な題名に惹かれて、以前この映画を大きなスクリーンの映画館で見てきました。姨捨山という老女を山に捨てるという宣伝だったので、ヒューマン的な物語が見れると期待して観にいったのです。確かに最初の前半は母親を山に捨ててこなければいけない息子、母を背負い山に捨ててくる時の親子の葛藤などを感じられましたが、映画の内容は全然違ったものでした。昔、楢山節考とうい映画で似たようなこんな感じの映画を想像してしまうと、全然違うので裏切られた感でいっぱいになってしまいます。デンデラという意味は楢山節考に匹敵する題名ではなく、老婆達が生き残った村の名前です。老婆を捨てるとなるとヒューマン的な要素から外れないと思うのですが、デンデラは見事に外し、思いもかけない展開へと導いていく映画です。 思ってみないストーリー展開映画というのは、テーマがあってそれを軸に描かれている...この感想を読む
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