殺し屋と一人の少女が織りなす愛の物語 - レオンの感想

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映画レビュー数 5,784件

レオン

4.674.67
映像
4.50
脚本
4.50
キャスト
4.67
音楽
4.33
演出
4.50
感想数
3
観た人
5

殺し屋と一人の少女が織りなす愛の物語

4.54.5
映像
4.5
脚本
4.5
キャスト
5.0
音楽
3.5
演出
4.0

言わずと知れた名作。主人公のレオンは毎日決まった時間にトレーニングをしたり観葉植物の世話をしたりとストイックな殺し屋。幼い頃から殺し屋をやっていた彼は孤独な生活を送っている。

レオンはひょんなきっかけから同じアパートに住む少女マチルダと出会う。マチルダは麻薬の運び屋をしている父から虐待を受け義理母や義理姉からも冷酷な扱いを受けていた。唯一の仲間は弟。しかしとある日悪徳麻薬取締局の刑事スタンスフィールドに家族全員惨殺されてしまう。

その時レオンに命を救われた彼女は殺し屋の弟子にしてほしいと懇願しそこから二人の物語が始まる。

この作品なにより少女マチルダの魅力がハンパない作品である。演じたナタリー・ポートマンの放つ可愛さや演技力が素晴らしくこのキャラクターに憑りつかれる人は非常に多い。主人公レオンを演じるジャン・レノやノーマン・スタンスフィールド演じるゲイリー・オールドマンなど実力派でありキャスティングがハマりにハマっている。

そして麻薬取締局とレオンの銃撃戦も見どころの一つである。アクション映画のような派手さはないが緊張感が生まれるよう工夫された演出にも注目だ。

個人的なこの映画の名言はスタンスフィールドの「死の恐怖に直面したとき、命の尊さがわかる」という者です。

スタンスフィールドの過去には作品中掘り下げていませんがこの一言でグッと悪役の奥深さを出している点がなんともキュンとしてしまうのです!笑

胸を締め付けられるような想いもありながら、最後は心をホッと暖かくさせてくれるような作品、レオン。何度観ても名作です。

出来ることなら22分間の未公開シーンを含めた完全版を観ることをおすすめします!

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色褪せない悲しみと温かさをもった作品

マチルダ役のナタリー・ポートマンの魅力この作品が公開された1994年は、まだ映画館によっては「同時上映」のシステムが取られていて、1800円払って二本映画を観ることができる時代だった。よって、別の某映画を観に行ったところ、同時上映がこの「レオン」だったのだが、不覚にも本命の映画よりこちらの方がはるかに印象に残る映画だった。とにかく度肝を抜かれたのが、12歳の少女マチルダの聡明さ、少女であるにもかかわらず大人顔負けの妖艶な色気(と言ってもいやらしいものではなく)を持っている点である。当時マチルダを演じたナタリー・ポートマンは13歳だったようなので、ほぼ年齢相応の役を演じていたことになる。この作品のマチルダ役が、大人になったらどれだけの実力者になるか計り知れない才能を持った女優・ナタリー・ポートマンの存在を日本に知らしめることになったことは間違いない。大人のレオンを射抜いて見透かすような魅惑的な視線は...この感想を読む

5.05.0
  • tamamatamama
  • 319view
  • 2092文字
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ロリコンではありません

中年の暗殺者を演じるジャン・レノと当時幼い親の敵討ちをしたいと望む今では大女優のナタリー・ポートマンのラブサスペンスであります。凄腕の暗殺者であるジャン・レノは一人で仕事をこなしてきました。ある日たまたま親を目の前で殺されたナタリー・ポートマンをかばったことが二人の出会いであります。単なるラブロマンスとは違い二人の愛は深いものになっていくのです。彼は自分の命を省みず彼女の敵を打ちます。これを親子愛と観ることも出来るかもしれませんがナタリー・ポートマンは当時幼いながらも立派な女性を演じているので恋愛と観る方が自然であります。最初に見たのは学生の時でしたが社会人になっても何度も観ました。すると、中年と少女の恋愛で片付けてしまうと単なるロリコンとなってしまいます。現代では少女にいたずらをする大人もおりしばしニュースで報じられる事件もありますがこの映画では年齢を感じさせない恋愛が描かれています...この感想を読む

4.54.5
  • wMwM
  • 130view
  • 544文字

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