マウス・オブ・マッドネスのあらすじ・作品解説
小説家H・P・ラヴクラフトによる”クトゥルフ神話”へのオマージュを散りばめ、虚構と現実が交錯する異世界の恐怖を描く、1994年公開のアメリカのサイコ・ホラー映画。監督は「遊星からの物体X」「ザ・フォッグ」のジョン・カーペンター。 保険調査員トレントは、出版社のハーグロウから、失踪したカリスマホラー小説家ケインを探し出し、彼の新作”マウス・オブ・マッドネス”の原稿を取ってくるよう依頼される。ケインの熱狂的ファンに襲われた経験からトレントは初めて彼の著書を読み、そこに登場する地図にない町ボブス・エンドの場所にあたりをつけ、彼の担当編集者リンダとその村を目指す。が、車で移動中異変が起こり、気づくとそここそがボブス・エンドであることを知るが…。 主人公のトレントを「ポゼッション」「イベント・ホライゾン」のサム・ニール、小説家ケインを「U・ボート」「第7の予言」のユルゲン・プロホノフ、リンダを「グロリア」のジュリー・カーメン、ハーグロウを「猿の惑星」のチャールトン・ヘストンが演じている。
マウス・オブ・マッドネスの評価
マウス・オブ・マッドネスの感想
世界の終焉をユニークに描写したホラー映画
いやあ、素晴らしー!ジョン・カーペンター15、16作品目にして黙示録3部作のうちの1つです。ちなみにもう2つは『遊星からの物体X』、『パラダイム』。主演は『ジュラシックパーク』のサム・ニール。いい味出してますね。作中では自分と同名のカーペンターの曲を批判したり、スティーブンキングをけなしたりとカーペンター節が炸裂しますね笑おなじみの不気味な音楽を使ったり、夢から覚めたと見せかけてまだ夢の中という『パラダイム』で使った手法も登場するし、KNB社の特殊メイクも最高だし、リンダの四足歩行クリーチャーも最高!半分は『遊星からの物体X』のようなクリーチャーが観たくてカーペンター作品を見てますからね笑まあ、そんな視覚的なインパクトだけではなくて、この映画は非常に深く、難しいテーマを扱っています。現実と虚構の区別、現実とは何か、誰が現実を操っているのか。結局、サムは本の一登場人物にすぎず、操られ、そして世...この感想を読む
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