パラダイムのあらすじ・作品解説
廃教会に封印された謎の液体が引き起こす怪奇現象を描いた、1987年に公開されたアメリカのホラー映画。監督は「遊星からの物体X」「マウス・オブ・マッドネス」のジョン・カーペンターで、脚本はマーティン・クォーターマス(監督の別名義)。 ロスのダウンタウンにある廃教会で、老司祭が棺に入った緑色の液体を発見し、その液体の分析を超常現象に詳しいバイラック教授に依頼する。教授は専門家や学生らを伴い、教会にこもり分析を始めるが、教会の周辺には引き寄せられるように浮浪者たちが終結し、教会内に無数の虫が湧き出すなど怪奇現象が起こり始め…。 老司祭を「ハロウィン」のドナルド・プレザンス、バイラック教授を「ゴースト・ハンターズ」のヴィクター・ウォン、キャサリンを「ゾンゲリア」のリサ・ブロント、ブライアンを「Simon&Simon」(ドラマ)のジェイムソン・パーカー、ケリーをスーザン・ブランチャード、ウォルターをデニス・ダン、スーザンをアン・M・ハワードが演じ、ホームレス役でアリス・クーパーが出演している。
パラダイムの評価
パラダイムの感想
うたた寝に恐怖あり
なかなか変わった題名であり、これだけだと意味がわかりにくい。しかし映画を観た後にこの意味を調べてみると納得できるような邦画名である。『ある時代のものの見方・考え方を支配する認識の枠組み』。いかにも大学教授で登場するビクターウォンが講義で学生達に言っていたような言葉であるが、原題『はPrince of Darkness』。つまりファーザーそのものが題名でした。昔は大学生ってこんな大人っぽくて・・って思っていたが、今見るとかなりの年上な俳優さん達が、それぞれの分野から集められある古びた教会の地下に発見された謎の物体の正体を探るという映画。神父役にはドナルド・プレザンス。『ハロウィン』ではブギーマンを追うお医者さんでしたが、こちらでは大人しいというかこれといって最後まで活躍のない神父さんである。あと、私のお気に入りの俳優としては先ほどあげたビクター・ウォンである。この人はアメリカの片田舎であろうと、チャイナタ...この感想を読む