世界の終焉をユニークに描写したホラー映画
いやあ、素晴らしー! ジョン・カーペンター15、16作品目にして黙示録3部作のうちの1つです。 ちなみにもう2つは『遊星からの物体X』、『パラダイム』。 主演は『ジュラシックパーク』のサム・ニール。 いい味出してますね。 作中では自分と同名のカーペンターの曲を批判したり、スティーブンキングをけなしたりとカーペンター節が炸裂しますね笑 おなじみの不気味な音楽を使ったり、夢から覚めたと見せかけてまだ夢の中という『パラダイム』で使った手法も登場するし、KNB社の特殊メイクも最高だし、リンダの四足歩行クリーチャーも最高! 半分は『遊星からの物体X』のようなクリーチャーが観たくてカーペンター作品を見てますからね笑 まあ、そんな視覚的なインパクトだけではなくて、この映画は非常に深く、難しいテーマを扱っています。 現実と虚構の区別、現実とは何か、誰が現実を操っているのか。 結局、サムは本の一登場人物にすぎず、操られ、そして世界は本の結末と同様に終焉を迎えるわけなのですが。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)