ザ・フォッグのあらすじ・作品解説
のどかな港町が、不気味な怨霊に襲われるという1980年公開のアメリカのホラー映画。 監督は、「遊星からの物体X」「マウス・オブ・マッドネス」のジョン・カーペンター。 街の生誕百年祭に湧く小さな港町アントニオ・ベイ。地元の高台にあるラジオ局のDJスティーヴィーは、海から上がってくる不気味な霧を見て不安を覚えた。 その町には100年前に難破して死んだ船の乗組員が、霧とともに復讐にやってくるという伝説があり、町が霧に覆われた夜、次々と謎の怪死事件が起こり…。 霧が入れる場所ならどこにでも出現する怨霊は恐ろしく、2005年にはルパート・ウェインライト監督によるリメイク版も公開されている。 シングルマザーのDJに「ニューヨーク1997」のエイドリアン・バーボー(当時は監督の妻)。ヒッチハイカーのエリザベスに「ハロウィン」のジェイミー・リー・カーチス、女性町長に「サイコ」のジャネット・リー、町の秘密を知る神父に「ウォール街」のハル・ホルブルックがあたるなど出演者も充実している。
ザ・フォッグの評価
ザ・フォッグの感想
霧の奥に何かがみえる
1980年のジョン・カーペンター監督の作品。私が初めて見たのは地方テレビでロクに電波も届かなく夜のシーンはほとんど何も観えないという悪条件の中で観た。もちろんホラー映画なのでほとんど何も観えない状態。それでも音楽、海から聞こえるという謎の船の音、足音、誰もいないはずのガソリンスタンドに響き渡るクラクション。島の誕生100年目、何かの目覚め。午前0時から1時までの怪奇現象とともに流れる灯台から流れるラジオ。色っぽい声の女性と音楽がなんとも合っている。灯台での色っぽいDJも仕事が深夜のせいか朝はつらいようだ。彼女の寝起きまでの家の写真立てで今までの彼女の生き方がみられるのが面白い演出だと思う。のちに語られることもないし、この映画に別に必要でもない。ただわかるのは彼女はこの島の灯台にあるラジオ局を買い、都会からシングルマザーとしていること。この映画はこれといった主人公がいるわけでもない。女性DJ、彼女と仲...この感想を読む
ザ・フォッグの登場キャラクター
スティーヴィー・ウェイン
よみがな:すてぃーヴぃー・うぇいん 年齢(作品時):30代後半 性別:女性 住まい:海岸沿いのコテージ風一軒家 性格:都会から移住してきて人嫌い 特徴:気が強く、子供を愛する母親 価値観:男性とは声だけの付き合い 趣味:子供の野球観戦 物語上での目的:島唯一の情報源 ラジオで霧の有無を知らせる 仕事:ラジオD...