理解が深まる映画レビューサイト
映画レビュー数 5,785件
評価分布をもっと見る
投稿する
好きでない画が、ひとつもない。2011年作品。監督のアキ・カウリスマキはフィンランド人ですが、この作品の舞台は、タイトルにもある通り、フランス・ノルマンディー地方のル・アーブルという港町であり、カウリスマキ映画のミューズであるカティ・オウティネン以外の主要なキャストもフランス人が多くなっています。しかしフィンランドが舞台でなくとも、カウリスマキのエッセンスは十分すぎるほどに詰まっており、どこを切り取っても好きでない画がひとつもなく、溜め息をつきっぱなしの一時間半でした。カウリスマキの映画というのは、こんなにも「ぎこちない」寓話的な作りだのに、胸が痛むほどに人間や風景が近しく感じられ、その場所に旅したような気持ちにいつもさせられます。北欧のしんと冷えた寒さや、空気の澄み具合までが伝わってくるようで、リアリティとは一体なんなんだろ、とカウリスマキの映画を観ると分からなくなります。この作品では、...この感想を読む
フランソワ・トリュフォー監督の分身であると思われる主人公・アントワーヌ・ドワネルシリーズの一本です。...
アムステルダム国立美術館は、ルーベンス、レンブラント、フェルメールなど、世界有数の名画を多く収蔵しま...
人生を「深く生きる」とはこういうことだとフランソワが疑似体験させてくれた『メルシィ!人生』は、ありが...
ぱいかじは、南から吹く風のこと!「ぱいかじ南海作戦」を視聴した感想です。ぱいかじとは、沖縄の言葉で南...
怖いけど観たい。観たいけど怖い。以前からずっと気になっていた映画『苦役列車』。どうして今まで手に取ら...
ページの先頭へ
当サイトではJavaScriptを使用しています。JavaScriptを有効にして再度アクセスしてください。