せつないねのあらすじ/作品解説

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漫画レビュー数 3,136件

せつないね

4.504.50
画力
4.50
ストーリー
5.00
キャラクター
4.00
設定
4.00
演出
4.00
感想数
1
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せつないねのあらすじ・作品解説

せつないねは、1992年に集英社のりぼんに掲載された、小花美穂原作の少女漫画である。1993年に単行本として他の作品と一緒に収録される形でりぼんマスコットコミックより発売され、2005年にコミック版として、同じく他の作品と一緒に収録される形で集英社文庫より発売された。この作品は、小花美穂の初期の作品で、単行本、コミックス共に初期の作品集と言える。 バチンコ屋の一人娘である主人公が、住み込みの従業員の男性に恋する物語。しかし、その男性には、駆け落ちしてきた恋人がいて…。主人公が男性を恋するあまり、彼らを傷つける行動を取ったり、必死に彼を振り向かせようとしたり、それが無意味だという事を悟り、自分のとった行動を後悔したり、男性に幸せになって欲しいという色々なせつない思いや気持ちの変化が描かれている。 読者から高い共感と指示を得たこの作品は、『駆け落ちのバイブル』と呼ばれており、初期の作品の中でも高い人気となった。

せつないねの評価

総合評価
4.504.50
(1件)
画力
4.504.50
ストーリー
5.005.00
キャラクター
4.004.00
設定
4.004.00
演出
4.004.00

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せつないねの感想

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諦めない少女の勇気ある行動に共感

勇気と共感を与えてくれる最高傑作読者の多くは小中学生の女子。この頃彼女達は年上男性に憧れがちですが年上の彼らからしてみれば年下の自分の事など女として見てもらうことは難しく付き合うなんて夢のような話に感じられます。早く女として認められたい、子供扱いから逃れたいという思いを抱く多くの女子達の心の支えになった作品なのではないかと思います。何十年過ぎてもこのような悩みは変わらないもので今の女子小中学生から共感を得やすい内容になっているかと思います。普通の女の子が傷つきながらも勇気ある行動を起こしてゆく今でこそあまり耳にしなくなった駆け落ちは時代背景的にマッチしていて、親から交際を反対されるカップルはこの頃特に多かったのではないでしょうか。好きな人と駆け落ち出来るなら今すぐにでもしてしまいたい、そう願いつつも結局そのような行動は起こせない若い男女の心の支えにもなった作品です。千絵が起こしてゆく行...この感想を読む

4.54.5
  • さいかなさんさいかなさん
  • 211view
  • 1109文字
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