ジャングル・フィーバーのあらすじ・作品解説
ジャングル・フィーバーは1991年にアメリカで、1992年に日本で公開されたスパイク・リー監督・製作・脚本によるニューヨークを舞台にした恋愛映画である。 製作費が1400万ドルに対して興行収入が4388万ドルという記録を飛ばし、アメリカでヒット作になっている。 配給元はユニヴァーサル・ピクチャーズ(アメリカ)/ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ(日本)。 主役を「ニュー・ジャック・シティ」「追跡者」のウェズリー・スナイプスが演じ、ヒロイン役には「ハード・ウェイ」のアナベラ・シオラが抜擢。 共演には監督のリーも主人公の旧友役で出演しているほか、「チョコレート」のハル・ベリー(今作品が映画デビュー作)。「炎の人ゴッホ」のアンソニー・クイン、「ダイ・ハード3」のダニエル・L・ジャクソンら。 サウンド・トラックにのプロデューサーにはスティーヴィー・ワンダーが参加している。
ジャングル・フィーバーの評価
ジャングル・フィーバーの感想
陳腐な恋から学ぶインターレイシャル・リレーションシップの現実
肌の色について今年はアカデミー賞に多くの黒人俳優がノミネートされました。貧困層で育った少年の成長を描いた『ムーンライト』、デンゼル・ワシントンによる舞台作品のリメイク『フェンス』など、彼らのカルチャーを感じる事が出来る名品が多く公開されました。これらの作品、そしてこの『ジャングル・フィーバー』も含め、主人公の男性たちに共通していること、それは自分がブラックであることを主張している(ムーンライトの場合は周りがそういったプレッシャーをかける)点でしょう。ジャングル・フィーバーはロサンゼルス暴動の少し前、オバマ元大統領就任のずっと前の作品ですが、この彼らが『自分はブラックだ』ということを認識して育たなくてはならないのは昔より変わらないことです。『ジャングル・フィーバー』の主人公フリッパーは、はじめ、アンジーが派遣されて来た際は、「アフリカンアメリカンを、と頼んだはずなのになぜ白人が来たのか」...この感想を読む