ジャングル・フィーバーの評価
ジャングル・フィーバーについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ジャングル・フィーバーの感想
陳腐な恋から学ぶインターレイシャル・リレーションシップの現実
肌の色について今年はアカデミー賞に多くの黒人俳優がノミネートされました。貧困層で育った少年の成長を描いた『ムーンライト』、デンゼル・ワシントンによる舞台作品のリメイク『フェンス』など、彼らのカルチャーを感じる事が出来る名品が多く公開されました。これらの作品、そしてこの『ジャングル・フィーバー』も含め、主人公の男性たちに共通していること、それは自分がブラックであることを主張している(ムーンライトの場合は周りがそういったプレッシャーをかける)点でしょう。ジャングル・フィーバーはロサンゼルス暴動の少し前、オバマ元大統領就任のずっと前の作品ですが、この彼らが『自分はブラックだ』ということを認識して育たなくてはならないのは昔より変わらないことです。『ジャングル・フィーバー』の主人公フリッパーは、はじめ、アンジーが派遣されて来た際は、「アフリカンアメリカンを、と頼んだはずなのになぜ白人が来たのか」...この感想を読む