背徳の囁きのあらすじ・作品解説
背徳の囁きは、1990年に公開されたアメリカ映画である。監督は、「男が女を愛する時」「心のままに」「リービング・ラスベガス」のマイク・フィギス。脚本は、「ロンリーウェイ」「ディープ・カバー」のヘンリー・ビーン。音楽は、ブライアン・バンクス、マイク・フィギス、アンソニー・マリネ。出演者は、リチャード・ギア、アンディ・ガルシア、ナンシー・トラヴィス、ローリー・メトカーフ。 デニス・ペックはロサンゼルス市警の刑事でありながら、同僚を麻薬の世界へ引きずり込むなどの卑劣な裏の顔を持つ男である。同僚のヴァン・ストレッチもデニスによって麻薬漬けになってしまっていた。ある日、レイモンド ・アビラは、ロス市警の内務調査官として働くことになる。レイモンドは警察学校時代の友人でもあったヴァンについて調査することになるが、ヴァンとデニスの関連性を探っていく内に、レイモンドの家族までデニスによって追い詰められていくサスペンスである。
背徳の囁きの評価
背徳の囁きの感想
強いおくさんが国を守る、男には一歩玄関を出たら七人の敵が居る
警察の内部調査してる警察官の活躍を取る映画ですが、身内を捜査すると言うのは「腐ったりんご」を探し出すお仕事ですが、代償は何か、これがお話です。彼は家庭も有り、満足した生活をして生活も安定、そこで夫は任務につく、此処までは通常の展開でなるほどなるほどと見てられます。警察内部は彼が其処にいるだけで、面白くないときりきりした空気に変わっていくところがスタートです。外から見れば同じ警官で内部から見れば、彼はめんどくさい存在だと浮かび上がる。これは大人のいじめの構造に当てはめると、なるほどと頷けます。これは不味いですよ、家庭の安定が壊れると、実に不味い。精神の平和が崩れたときに、任務を遂行できるだろうか、ストーリーを追うアナタに尋ねこんで来ます。そんなときに、そっと擦り寄る甘い罠。ラストはめでたく調査員は腐ったりんごが誰でした、と任務は終わるのです。失った物は何か、映し出されるシーンが印象に残り...この感想を読む