サタデー・ナイト・フィーバーのあらすじ・作品解説
サタデー・ナイト・フィーバーは、1977年アカデミー賞「主演男優賞」1978年英国アカデミー賞「作曲賞(アンソニー・アスクィス映画音楽賞)」にノミネートされ、2010年アメリカ国立フィルム登録簿「新規登録作品」を受賞している、ジョン・バダム監督が原作ニック・コーン「Tribal Rites of the New Saturday Night」を映画化したものである。 若者トニーはニューヨークのブルックリンで生まれ育ち、ベイ・リッジの町にあるペンキ屋で勤務していた。トニーは毎日同じことの繰り返しで日々が過ぎていくことに不満があったが、トニーにはこの不満を爆発させることができる場所があった。その場所こそが、ディスコテックであり…。 トニー役にジョン・トラボルタ、ステファニー役にカレン・リン・ゴーニイをキャスティングしている。 1983年にはシルベスター・スタローン監督による続編「ステイン・アラブ」が制作された作品である。
サタデー・ナイト・フィーバーの評価
サタデー・ナイト・フィーバーの感想
スタローンもトラボルタもイタリア系
1977年製作のアメリカ映画。監督はジョン・バダム。俳優ジョン・トラボルタの出世作。この映画が出てきたころ、自己に投資すると言う観念がじょじょに庶民にもわかってきた時代だったのだろう。マンハッタンの人種、ブルックリンの人種と言うのが出てくる。トラボルタ演ずる若いにーちゃん傾向の人々は今でも世界中に沢山居る。彼は消費者のメタファーで、彼のパートナーは商品を生み出すクリエターのメタファーだ。彼は、その世界の扉をどちらを選択するのかという決定権を握っている。ドアは自分の手で開けることが出来る。人間として持っている時間の長さは同じなら、何に価値を持つのかという問いが、メッセージだ。そのメッセージの効果として、ダンスの世界をビジネスにしたハリウッドの経済効果も見逃せない。
トラボルタのための映画
トラボルタのために作られた映画、もしくはトラボルタがいなければ成立しなかった映画の一つだと思います。最近の映画は企画が先に先行している雰囲気がしますが、昔の映画って、一人の役者の魅力と脚本が一緒に映画を創りあげていったような作品になっているものが多いように感じるのは私だけでしょうか。ストーリー自体は別に普通、というか、ダンスで対決するという作品はあまりにも非現実的で今になるとちょっと笑ってしまうほどなのですが、それでもなおありあまるほどの魅力が作品の中に詰まっています。トニーことトラボルタの白いスーツを着て踊るシーンのためにすべてが動いていくと言っても過言ではないこの映画。ビージーズの音楽を楽しむためだけに観てもいいなぁ、と思えてしまいます。この時代のダンスって、品があって大好きです。女性のドレスやメイクも70's炸裂で勉強になります。
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