動乱の1640年代のイングランドのピューリタン革命の中心人物として、英国国教と国王チャールズ一世を相手どって絶対君主王政に挑戦した男、オリバー・クロムウェルを描いた一大歴史絵巻 「クロムウェル」
私は映画のジャンルの中でも、とりわけ歴史劇が大好きで、好きな映画を思い出しただけでも、リチャード・バートン、ピーターオトゥール主演の「ベケット」、ポール・スコフィールド主演の「わが命つきるとも」、ピーター・オトゥール、キャサリン・ヘップバーン主演の「冬のライオン」、リチャード・バートン、ジュヌビエーブ・ビュジョルド主演の「1000日のアン」などなど、数え上げたらきりがない程です。 これらの歴史劇は、いづれも、王朝を背景に、人間と人間の激突や葛藤をオーソドックスに描いた政治性のある人間ドラマなのです。この映画「クロムウェル」も、1640年代に英国史上初めての共和制を打ち立てたオリバー・クロムウェルと英国王チャールズ一世の激突を迫力を持って描き出しています。 アメリカのコロムビア映画の作品ですが、スタッフ、キャストはオール・イギリス系で固めているため、この映画はアメリカ資本によるイギリス映画という事...この感想を読む
4.54.5
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