オーディションの評価
オーディションの感想
恋は思い込み 愛は請求書 支払いは命
監督三池崇史。これは本当に恐い、恐さの味と程度が本物だけど、えげつなさもグログロも全部入り込んでて、ちょうど良い具合のテイストに仕上がっています。お話は妻をなくした中年男が若いねーちゃんに惹かれていく、身元が判らないんだけど余計ミステリアスと思い込んで行くって、人は見たいものしか見ない、バイヤスが掛かって、情報をある一方方向に選択して取り込むようになると、こうなるって言う見本と成っております。よく在るじゃないですが、こんなはずでは無かったとか、こんな気持ちは初めてだとかっての、これは全て思い込みと言います。おかしいのはベットで二人は事を成すんですが、なんで「きれいだよ、もう放さないよ」なんて事を言われたり聞いていられるのでしょうか。この会話の陳腐さが私をホラー物へと走らせる原因かもしれません。