スティングのあらすじ・作品解説
スティング(原題:The Sting)は1973年にアメリカで1974年に日本で公開されたコメディ映画である。 この映画で2度目の共演となるロバート・レッドフォードとポール・ニューマンが3人の詐欺師のうちの2人を軽快なコメディタッチで演じている。 興行収入を公開当時1億5600万ドルまでにのし上げるほど爆発的なヒット作となっている他、2005年にはアメリカ国立フィルム登録簿にも登録されている。 監督はジョージ・ロイ・ヒルで製作総指揮はリチャード・D・ザナック、トニー・ビル、マイケル・フィリップスと妻のジュリアである。 この作品は1930年代にシカゴ郊外の下町で通行人から金を騙し取るいわゆる『道路師』の3人の男がある男から金を盗み出したが数日後にその男が殺害され、そこから3人お得意の騙し手口でニューヨークの大親分を追い詰めていこうとする内容である。 NINENOTEの平均評点は86点となっている。
スティングの評価
スティングの感想
一度では理解できない詐欺のメソッド!
世界恐慌の頃のアメリカを感じさせる映画映画の舞台となるのは、世界恐慌時代のアメリカ。人種差別や賄賂などは日常茶飯事、金と権力があれば何でもできた時代に繰り広げられる一流ペテン師たちの一大詐欺を描いた映画だ。なによりもまず、注目したいのは映画に出てくる街並みや人々の服装!昔のアメリカはこんなだったのか!古くて汚いけれど、味がありどこか懐かしい…。そんな描写が端々にでてくる。私のお気に入りは、ポール・ニューマンが演じるヘンリー・ゴンドーフの着こなしだ。ペテン師仲間と作戦会議をしている時、タンクトップにサロペットをして帽子を被っている姿は本当に格好良くて、見とれてしまうこと間違いなし!駅や列車、街中のダイナーやトイレなど、当時のアメリカにタイムスリップできるそんな映画だと言えるだろう。味のある個性派キャストとその演技昨今のハリウッド映画や邦画では、美しい女優さんと格好いい俳優さんが欠かせない...この感想を読む