ジョージ・ロイ・ヒル監督、ウィリアム・ゴールドマン脚本、ロバート・レッドフォード主演という「明日に向って撃て!」の黄金コンビによる、ノスタルジーに溢れた、ごきげんな作品
この映画「華麗なるヒコーキ野郎」は、ジョージ・ロイ・ヒル監督、ウィリアム・ゴールドマン脚本、ロバート・レッドフォード主演という「明日に向って撃て!」の黄金コンビによる、ノスタルジーに溢れた、ごきげんな作品だ。 まず冒頭のユニバーサルのマークが、1970年代のものではなく、飛行機が地球を一周する、この映画の舞台背景となる1920年代当時のものなのが、実に凝っている。 ピアノのソロが被さるオープニングは、第一次世界大戦の空軍のエースたちのモノクロ写真で、モロにジョージ・ロイ・ヒル監督の趣味の世界が出ていると思う。 もともと、朝鮮戦争で空軍のパイロットを務めていたというロイ・ヒル監督は、大の飛行機マニアで、多分、「スティング」でアカデミー作品賞と監督賞を獲得した後、次は何を撮りたいかと製作会社に聞かれて、すぐにこの映画の企画を提出したのかも知れない。 製作会社としても、当時、人気絶頂のレッドフォードが出演...この感想を読む
4.04.0
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