邪馬台幻想記のあらすじ・作品解説
邪馬台幻想記は、1999年12号から29号まで週刊少年ジャンプ(集英社)で連載された矢吹健太朗の漫画である。連載前の1998年には赤マルジャンプSpringと週刊少年ジャンプでそれぞれ読み切りが掲載されている。コミックスは全2巻発行している。 作品の舞台は紀元3世紀、国は戦の世でありいくつもの国へと分裂していた。壱与が率いる邪馬台国は30以上の国を束ねており、国家統一を目指していた。主人公は暗躍部隊・ 陰陽連に属している少年・紫苑。陰陽連はなんでも願いが叶うとされている「神威力」を求めて多くの国を滅ぼす"国崩し"を行っていた。陰陽連の指示により邪馬台国の女王である壱与の暗殺を命じられるが、壱与が志していた統一という強い意思に触発され陰陽連を抜ける事となった紫苑は壱与の護衛役となったが…そこには新たな難関が待ち受けていた。 この作品は矢吹健太朗のデビュー作でもあり、紀元前を舞台にしたファンタジー漫画である。
邪馬台幻想記の評価
邪馬台幻想記の感想
矢吹先生の初の連載作品
To LOVEるですっかり有名になった矢吹健太郎先生のデビュー作です。今では人気作家の一人である矢吹先生ですが、当時はデビューしたてということもありあまり人気はありませんでした。このマンガも実際、連載は僅か2巻で終わってしまっています。かつての邪馬台国をモチーフにした作品で、実際の史実でもあの卑弥呼の跡継ぎとされる壱与や彼女を狙う暗殺者だった主人公の紫苑などのキャラクターが登場しています。個人的にはけっこう好きな作品だったのですが残念ながら前述したようにすぐに連載終了となってしまいました。To LOVEると違ってエロ要素が無かったのが悪かったのかもしれませんね(笑)