子供には何の責任もねえんだ、親のまきぞえにされちゃ、かなわねえぜ。
空き巣
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夕焼けの詩三丁目の夕日は小学館ビックコミックオリジナルで1974年9月より連載が開始された西岸良平原作の日本の長期連載漫画である。単行本は2015年の時点で63巻。この作品は高い評価を受け1981年度小学館まんが賞を受賞した。 物語のあらすじは日本の高度成長期である昭和30年代の東京の下町「夕日町三丁目」を舞台に描かれている。ストーリーは1話完結型の読み切り型で4コマ漫画の読みやすい作りになっている。主人公は売れない小説家であったり車修理屋を営む一家であったり大工であったり物語によって様々であるが、笑いあり涙ありの古き良き時代の人間模様が懐かしい風景と共に描かれている。 この作品は1990年から1991年までテレビアニメ化され2005年には実写版で映画化もされている。映画に至っては観客動員数約200万人の大ヒット映画となり日本アカデミー賞など数々の賞を受賞した。この映画が好評となり後に2006年と2012年には続編の映画も作られた。
あくまで評価はこの一巻目に対する評価です。三丁目の夕日シリーズ自体の評価ではないのであしからず。さて映画で一躍脚光を浴びた三丁目の夕日ですが、作品としては長編シリーズものであり言うまでもなく西岸先生の代表作であります。古き良き昭和の時代を描いた人間ドラマがこの作品の主たる内容ですが、初期と現在では作品から受ける印象も大きくことなるでしょう。長編シリーズものの宿命ではありますが、初期と後期では絵柄が異なることは珍しくありません。三丁目の夕日もその例に漏れず、この一巻目などは今の絵柄と比べると絵柄が未完成なのがよく分かると思います。また絵柄だけでなく、ストーリーにもけっこうな差が見受けられます。昭和の時代を描いた作品、という本質にこそ差はないのですが初期の作品ではわりとバッドエンド的な内容も多く現在の朗らかとした雰囲気とはかけ離れてしまっているのです。これは一平や茶川さんなどメインキャラク...この感想を読む
空き巣
「留守宅の侵入者」という回で、一家心中をしようとした家族の家に泥棒に入った空き巣の言葉。死ぬことも理解していない子供を道連れにしようとした家族を、この言葉で改心させた。