ルパン三世 1$[ワンダラー]マネーウォーズのあらすじ・作品解説
ルパン三世1$[ワンダラー]マネーウォーズは2000年7月28日に放送された第12作目のルパン三世のテレビスペシャルシリーズである。幸運のブローチを巡り、ルパンと銀行の若き女性頭取であるシンシアとの戦いを描く。 物語は安物の指輪がニューヨークのオークション会場に出品されるところから始まる。実はその指輪には持つ者を幸運にすると言われる幸運のブローチのありかが記されており、ルパンは銀行の女性頭取であるシンシアと競り合うが負けてしまう。指輪を手に入れるため次元や五ェ門と共にシンシアのいるバンク・オブ・ワールドに忍び込むルパンであったが、指輪を奪う事に失敗し銃で撃たれてしまう。しかし胸元に仕込んでいたワルサーに命を救われたルパンは、カリ島の石油採掘権を手にし戦争を起こすことを企んでいたシンシアから指輪を奪うため、彼女を追ってカリ島に向かうのであった。 本作品の声優は栗田貫一がルパンを、小林清志が次元、井上真樹夫が五ェ門、増山江威子が不二子、納屋悟朗が銭形警部を勤めており、監督は殿勝秀樹である。
ルパン三世 1$[ワンダラー]マネーウォーズの評価
ルパン三世 1$[ワンダラー]マネーウォーズの感想
ルパン三世 1$マネーウォーズについての長文考察
経済モノとしての視点はじめに皆さんご存知のようにルパン三世は長期に渡って作品が作られ、多くのファンを獲得してきました。その多くの作品がある中で、今回考察するのは、作中に「ミレニアムの大仕事」と言う台詞が出てくるように、2000年にテレビスペシャルとして放送された『ルパン三世1$マネーウォーズ』です。ルパン三世の魅力の一つは、何と言っても世界を股にかけて、世界を舞台にルパン三世が大暴れする所にあります。それは今作品でも例外ではありません。今回の舞台は主にアメリカ合衆国のニューヨークです。それもミレニアム、2000年前後のITバブルに沸くアメリカの姿が描かれています。敵役にはウォールストリートジャーナルの一面を飾る投資銀行の女頭取が登場します。この投資銀行は詐欺まがいの金融商品まで扱い巨大化する様子等、経済バブルに沸くアメリカが上手く描かれています。また、巨大化した投資銀行がさらに利益を追い求めマネー...この感想を読む